詩人:どるとる | [投票][編集] |
あなたの毎日に信じられるものはありますか?
世のため人のため
そんな口実で今日も汗を流して働いてる
一日に心から笑える瞬間はありますか?
気づけば いつも独りきり さびしさを両手いっぱいに抱えて
悲しみに浸水した部屋で涙に溺れてる
大人になんかなれなくてもいい
いい人になんてならなくてもいい
僕は
黄昏の中を泳ぐ
魚になるんだ
泣きたいときには
沢山泣いて
笑いたいときにゃ
ためらわず泣いて
でも悲しみに負けないように
でも喜びにうぬぼれないように
日々ひたすら明日をめざしてゆくさ
いざとあらば二足歩行で大地を歩き
必要とあらば 権力にも刃向かう事もある
従ってばかりじゃ本当の人間のなんたるかは見えないままだ
だから僕らは悪魔にもなり天使にだって成り変わる
わがままで愚かで
時に冷酷だけど
いつでもその胸に
高鳴る命の鼓動を秘めている 優しさとぬくもりに満ちた僕がいるんだよ
黄昏に包まれて
僕の中に渦巻く言いようのない不安や悲しみに言葉さえ 浮かばずに押し黙る真夜中
魚からただの人になった瞬間 夢から覚めたように窓の外を眺めれば そこはただの朝だったりただの夜だったりするんだな
生きてゆく意味や
生きてゆく理由は
その内 定まるだろう
今はただ静かに 夜明けを待つ。
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枯れ野のような 黄昏時の僕の心の形
今日も皆さん
ご苦労さんね
お疲れでしょう
流れ行く時の彼方に
無謀なくらい夢を見て憧れ抱く若い瞳に
映った世の中は
大切な何かが滅び去ったあとの もの悲しい焼け野原
時代は巡りまた 次の時代へ進み 時代が変われば何かが変わり
何かが 忘れ去られる
今日も誰かが死んで
どこかでは誰かの産声が響き渡り くだらないことでも笑える人もいれば 少しついてないだけで 死にたいなんて言う人もいて 僕はただのんきにあくびしていた
ロマンチックに言やあ神々が与えたこの命
大切に大切にしたいから名もなき魂に呼びかけて 捨て身の攻防
今日もリアルをこわいくらい感じてる僕らに名もなき唄を
賛美歌にも似た澄みきったメロディーが
こぼれ落ちる涙さえも 優しく包むんだ
一日におあいそしたら
夕日に手でも振りまして
安いプライド川に投げ捨てて
大あくびで幕締め
さよなら さよなら
魂は流れ作業のごとく ゆるやかに死へと向かって 今日も一歩 断崖に近づいたよ
名もなき魂の唄。
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あなたは希望を持って毎日生きていますか?
にこやかに愛想笑い振りまいて
口をひらけばお世辞を言っている自分がいないですか?
誰かのために つまりは世の中のために
なんて考えなんて少しもなくても あたかもその気があるように見せかける
仕事よりもそっちのほうが重視されるようさ
汗にまみれて
泥だらけになって文句があっても何も言わず
真面目に必死で働く人もいれば
仕事もせずに 毎日遊んでばかりいる人もいる 沢山の人がいる中で僕は毎日 何を生きがいに生きているんだろう?僕の居場所はあるだろうか?
僕の存在って一体なんだ?何のためにいるのだろう
気づけば 同じ動作を繰り返し 携帯の予測変換みたいに 返答はすべてイエスかノー
いつも 問われるのは逆らわないことを前提とした何より独裁的な社会に忠実な社会人であること
それだけだろう?
心が休まる場所もない
機械的な人間になるために僕は生きているんじゃない
泣くこともあるし
時にはくだらないことにだって笑うんだ
体中に流れる血潮は絶え間なく体中を巡っている
生きてる証はあるのに実感がないだけさ
不安になることばかり
前向きになんてなれるはずもない
何がおもしろいのか
他人の話に合わせるように笑ってばかりいる人がロボットのように見えるんだ
僕らは命ある人間だ
だから時には都合の悪いことがあれば 逆らうことだってある
間違いを犯すこともある 完璧な人間になどなれるはずもないんだ
だけど世の中にあふれる矛盾や理不尽なことに目をつむり 嫌でも従うしかない僕らは弱くなんてない
ただ逆らえるだけの勇気と権力がないだけさ
誰かの模範になれるような人になんてなりたくもない
希望だけを持って生きていける人はめでたいとしか思えない
素直な気持ちを隠して笑うならば 悲しい気持ちに素直になって 泣くほうがいいのに…
遠ざかる希望の光。
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ゆっくり のんびり
歩いて行こう
青い空に浮かぶ
白い雲のように人生という空を飛ぶんだ
ただでさえ暑い夏だ
細かいことは言わないで
殊更おおらかな気持ちで
生きて行こう
B型はわがまま
A型の僕は生真面目
O型はおおらか
AB型は不思議な人
そんなものは目安でしかないのさ
でも僕の周りにいるB型は確かにわがままで独りよがりだ
O型はA型の僕より生真面目な人が多くて
A型よりのO型が沢山いて AB型は不思議というよりB型よりのわがまま人間
確かに統計どおりの人間があふれてるよ
B型とはうまが合わなくてO型ともなんだか気が合わない
結局ひとりが好き
何をするにも邪魔されたくない
僕らの血液型は きっと人それぞれ 必ずしも血液型に左右されないのが性格だけど
血液型そのまんまの人があまりに多い気がするよ 血液型を当てるゲームに参加したら 僕はきっと勝ち続けるだろう
逆に僕の血液型を当てられる人は少ないはずだ A型なのに雑もいいところだし気まぐれな人だから
結局A型もB型も何型も関係なく僕は僕だという結論に至る
僕らの血の形は
きっと型にはまらない
性格はそれよりも凶暴かつ狂おしいものだ
だからこそ 僕らはいつでも時には気まぐれで時には真面目で
そんな様々な自分を持っているよ
それを嫌いになるのも好きになるのも
その人の自由だ
真面目に生きたいとは思わないけど
不真面目に生きたいとも思わない僕だ
結局僕は僕なんだ
血液型はあくまで目安
A型の僕は気まぐれ
でもたまには真面目にもなる
B型の友達は確かにわがまま
でもいいところもある
O型の上司は性格が災いして おおらかを通り過ぎた適当な人間です
僕らは今日もそれとなく生きているだろう
あなたは何型ですか?
結局そこに行き着く馬鹿な僕だ。
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言葉にならない思いが僕の中にある
不満があっても言い出せない 苛立ちがたまってゆく日々が
夜の眠りを妨げる
太陽は真昼の空に
鎮座して 街を照らす
熱せられた真夏のアスファルト東京は灼熱地獄
真夜中、流れ星が流れたら
願い事をしよう
叶わなくても
叶っても明日は思うより明るいよ
月の砂漠は果てしなくまだ続くんだね
終わらない夜が覆い被さってきて 僕はもう足元さえも見えない暗闇に飲み込まれて
目覚めればそこにはいつもの朝があり
空には大きな大きな
太陽が鎮座してる
そしてまた夜が来れば 見上げた瞳に流れ星が流れて
僕はそっと願い事をするんだよ。
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限られた24時間の中で 誰もが 同じ速さで流れる時間に縛られて仕事や学校で一日の大半を過ごす
今日あなたは何回笑ったの?何回泣いたの?
どうでもいいことかもしれないけど
それが実はかなり大事なことかもしれない
笑ったり泣いたり 時々ひどく落ち込んだりしているだけで
あっという間に日は暮れて
切ない色に染まった
空がほら見えるよ
失敗したってどうってことはないさ
生きているだけでいろんなことがあるから 生きているだけではなまるだね
大したことはできないけど 僕は僕なりに生きているつもりさ
他人になど わかってもらえなくてもいい
今がやがて 素敵な思い出になるなら
僕はずっと今日の涙や悲しみを憶えているよ
それが僕の生活の記録。
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僕らは 産声を上げて生まれてきた
この世界に生を受けてから もう何十年の歳月が流れたろう
時には雨に降られ
時には太陽に熱せられて
僕らは生きてきた
そしてこれからも
僕らは生きてゆく
泣き叫びながら
生まれてきた
子供たちへ
今僕はそのひとつの種だということを知り 少しだけ強がれるだけの余裕が出たよ
だから悲しみにも 切なさにも必死で耐え抜いて 道なき道を進むんだ
泣き叫びながら
生まれてきた
子供たちが
時をかけて
ほら今日も
笑い 泣いてる毎日の中で 誰もが頑張ってるんだな
生きるということは十字架を背負うことだと思う日もあるけど 時には生まれてきたことを幸せに思う日もあるから
僕らは生まれてきたことを後悔することはないよ
泣き叫びながら
生まれてきた
僕らは生まれたくて生まれたくて 生まれてきたんだよ
神々の恩恵を受けしチャイルドたちは
それぞれの道を歩く
目の前の扉を開けばまた新しい夜明けがほら 見えるよ
不安と期待渦巻く世界で今日も僕は生きる
生まれたての朝を体中で抱きしめて
百年ほどしか動かない時計が刻む針の音だけが 聞こえる闇の中で光がまたたくような
そんな 短い生涯だからこそ輝く人の命
今日も 十二個の数字に囲まれて 僕はその真ん中でせわしく動くゼンマイのように
生きているよ。
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生きているということはどんなことを言うのかな
ただ息を吸ったり吐いたりするだけが
生きているということならば 笑ったり泣いたりすることなんて全くの無意味だね
時には笑ったり
時には泣いたり
落ち込んだりするから
人生は面白いんだよ
生きているということは一言じゃあらわせられない
生きているということはとても簡単なようで難しい
あなたは生きていますか? 泣いたり笑ったりしていますか?
こんな世界を本気で心から愛していますか?
生きているということはあなた自身が心から思えることを言うのです
他の誰でもないよ
あなたが決めるんだ
もう一度聞くよ
あなたは生きていますか?
あなたは生きているといえますか?
かっこうなんてどうだっていい
泣いたり笑ったり
繰り返して
時々は落ち込んで
突然の雨に降られて
約束されたように
予報通りの晴天の青空の下で 今日もあなたは一日と格闘していますか?
死ぬのは嫌だ
痛いのは嫌だ
苦しいのは嫌だ
だから生きる
生きることにも
死ぬことにも
苦しみや痛みはあるけど生きることには時々楽しいことがある
だからそのために生きてみても無駄じゃない 無意味じゃない
だから僕は死ぬより生きるんだ
簡単な理由だ
でも大切なことだ
誰もがみんな
同じようなことで悩んで 迷って
時々は泣き叫びたくなる そんなときがある
悲しいけど 苦しいけど生きることにしたよ
さびしいけど切ないけど 時にはそれにも耐えるよ
時々は大人でも子供みたいに泣いちまうんだよ
でもおかしいことじゃないのさ
生きているから悲しいし
生きているから立ち直れるのさ
苦しくても辛くても
生きたいと思える
理由がこの世界にはあり そう思わさせる何かがあるから
まだ生きたい
まだまだ生きたい
この世界にはまだやりたいことが沢山あふれてるから
僕は死ぬより生きるんだ。
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努力しても 報われないのは 努力が足りないからだよ
吐き捨てるように言われ続けてもう何十年が経ったろう
僕にはきっと 才能がないんだよ
半ば人生諦めたように 僕は猫背の背中をさらに丸くした
月明かりさえも なんだか僕を誰かのついでに照らしてるような気がして なんだか眠れない夜
枕に顔をうずめて
涙に溺れた
繰り返す日々
押し寄せては
引いてゆく時間の波
夜が訪れて
また夜が明けて
朝が来て
また夜が訪れて
その繰り返しの先にある あっけない終わりが目に見えているようで なんだか不思議な気持ちだ
僕に若さなどなんの力にもなりはしない
努力なんてしたくないし 頑張っても頑張っても 悲しいだけさ
でも楽しいことがあれば僕は笑い 悲しいことがあれば泣きます
それは僕がここで紛れもなく生きている証だ
いつも僕は自分自身に言い聞かすのさ
その涙は無駄じゃない
いつか輝く星になる
そして大きな月になる
さあ 明日も頑張ろう
無理などしなくていいから できる限りの僕で行こう
悲しいときは 限界感じたら 泣いたっていい
嫌なときは 限界感じたら 逃げたり刃向かったりしたっていい
一番大切なのは本当にそれが自分のやりたいことかどうかだけだ 他人の言葉などなんの意味もないよ
自分の笑顔を輝かせられるのは自分だけだ
自分の涙を止められるのは自分だけだ
だから無駄なものなど何ひとつないさ
その涙も無駄じゃない
君の人生も無駄じゃない
いつかわかるよ
いつかわかるさ
歩き疲れ休んだ時道を振り返った時
輝く星が
大きな月が見えるよ
そして君を照らすよ
だからそれまで頑張ろう。
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今の時代遠くに居ながら 他人と会話がいつでもできる
形様々色とりどりの携帯電話がある
現実の友達などいなくても
ネットの中で会話のやりとりができる
チャットもある
ゲームだってひとりでコンピューターを相手に対戦できる
便利なものにうずもれて大切な何かが
失われてるような気がするこの時代を嘆いても
それが時代だと 割りきるしかないよね
歩くスピードの速い時代の後ろ姿に追いつけず だんだん置いてゆかれる人が言うよ 『そんなものなくてもどうにでも生きられる』
コミュニケーションがなくなりつつある日々に 面と向かって話すこともいずれなくなってしまうような気がするよ
どれだけ時代を嘆いても きっと時代は進むだけで 後退することはないだろう
だからついて行ける人もいれば置いてゆかれる人もいるんだ
だけど大切なのは
いつだって 発展しすぎた時代から外れた場所にある
便利じゃなくても
あるもので十分楽しめていたような そんな時代
昔と今じゃずいぶん変わってしまったよと 僕の親もおばあちゃんもおじいちゃんも言うよ
昔じゃ遊ぶって言ったら 外で駆けずり回るのに今じゃ遊ぶって言っても部屋の中でゲーム
なんだかさびしい時代だと口々に言う人がいるのさ
僕もそう思った
でも時代は進むんだ
戻ることはないよ
便利になればなるほど人々の手間はなくなってゆくだろう
でもそれが本当に良いことなのかはわからない
苦労しても手間がかかってもそれが当たり前だった昔を知ってる人は言うよ
『時代は進みすぎた
私らには逆に生きづらい』
僕は黙ってることしか出来なかったよ
それも時代 しょうがない それもまた正しい答え
でもだからこそ 変わらない何かがある
それもまたひとつの答え
どんなに時代が進んでも変わっちゃいけない何かがある
僕は知ったんだ
それは新しい物の中にうずもれてる 笑顔や涙。