詩人:どるとる | [投票][編集] |
愛想笑いにお世辞がついた Bランチなどいかがですか?
今ならなんと媚びがただでついてきます
おだてられて喜んでたらそれはただのブタだよ
下っ腹の出た二重アゴの上司に
生き方がどうだのなんて言われたくないぜ
僕の人生の縮図はまるで満員電車 押して押されて 若者に時代を手渡すっていうよりかっぱられるっていうほうが正しい気がするんだぜ
奥さんには尻にしかれて
会社では部長に頭が下がらない
給料が安いとか 待遇がどうだとか 言いたいことは山ほどあるけど 言えるような立場じゃございません
こんな俺を慰めてくれるのは 帰り道の途中にある 行きつけの飲み屋 気づけばベロベロで後輩に担がれてご帰宅と相成る
理不尽で 矛盾だらけの 張りぼてでごまかされたようなこんな社会に僕の居場所を求めるのも変な話だけど 今時の若者はっていうよりもう時代自体がおかしいんだ
ネクタイ風になびかせて かっこつけてるつもりなのさ
いつかでかい夢を追いかけてこんな会社なんて辞めてネクタイなんてほっぽりだして
そんな夢みたいなことを言う毎日さ
ああ サラリーマン
お疲れさまです
明日も頑張れ。
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涙が頬を流れたら
サヨナラの時間さ
友達に手を振って
恋人に手を振って
また明日ねと
別々の道を行こう
カラスも巣へと帰るから 僕らも帰ろうよ
おいしくてあたたかい夕飯が僕らを待っているから
仕事帰りのお疲れサラリーマンも
勉強に運動に たいへんな学生たちも
みんなそれぞれの一日を終えて 誰もが帰り道を歩く
オレンジ色の空の下手を振る誰かの影
また明日会おうってサヨナラしているんだね
切なさを花束抱えるように胸に抱えて
涙を押し殺して
微笑んだのは明らかな強がりに相違ないけどなんだか優しい気持ちになるような
夕暮れだから
ただいまって扉を開けたその時 こらえていた涙ちょっとだけ流れたけど
すぐに笑顔に変わったよ
十二時を過ぎても
まだまだ眠れない僕だ
でも今日にサヨナラ
言い捨てるように
僕は夜空に叫んだ。
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片時も 離れたくない
片時も 離れられない
ずっと一緒にいたい
いつまでも一緒にいたいよ
情けなくて 不器用で何もできない僕だけど 情けないのも不器用なのもお互い様だろう
同じ時間の中で 生きているけど
うまくいくことばかりじゃないね
でも どんなに悲しいことがあっても 君の笑顔を見ると 泣いていたことなんか忘れてしまうよ
いくつもの夜と朝を
繰り返して二人で生きてゆこう
どんなことがあっても 何度すれ違っても変わらない 気持ちがここにあるから
僕らはいつまでも
情けなくて
不器用なままだけど
ただこうして寄り添っているだけで
幸せになんて 簡単になれてしまうから
もしかしたら愛なんてたいそうなものじゃないかもしれないけど 限りなく僕らはお互いを世界で誰より愛しているんだよ
あのね二人だけに 歌えるあいのうたがあるんだ
それはとてもとても短い一言だけの歌
愛してる それだけで僕らは 今日も幸せ
特別なものなんか何も要らない
それだけで いつか着いてしまう人生の終着駅さえも永遠の時間に変わる
今日も歌うよ
あいのうた
たった一言だけ
愛してるって。
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日が暮れると 理由もなく切なくなるんだ
オレンジ色の空がなんだかそんな気持ちにさせるんだよ
雨も降ってないのに
涙で頬が濡れるよ
宛もなく街をぶらぶら
口笛吹いて
燃えてる空を見上げて
涙をこらえたよ
どうしてこんなに夕暮れになると切なくなるんだろう?
一日が終わってしまうからだけじゃないよ
うまくは言えないけど なんだか切なくなるんだよ
手を振ることもできないまま夜を迎えてしまうけど なんだか月が空に昇るころには 切なさもきれいに消えてしまってた
でもそれもなんだか切ないんだよね
それは明日も明後日も繰り返すことさ
切なさを抱き また解き放たれて
そんなふうにいつか
なんて考えるのはよそうね
たとえば あの夕暮れの空のように
心のきれいな人になりたい
切なさの中にある
美しさを あの空の色に見ていたよ
なんてえらそうに
前口上していた夕暮れ時の僕だったよ。
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要らないものは 脱ぎ捨てて ありのままの僕で 終わらないようなどこまでもつづくような この夜に
あなたに会いに行こう
あなたに会いに行こう
月の砂漠のような 果てしない夜空に輝くのは美しい満月
必要なのは互いを思いあう気持ち そして少しの下心
あなたに会いに行こう
あなたに会いに行こう
僕は夜の旅人
時をこえて
距離をこえて
百万年光年の旅から帰ってきた
帰ってきた
だから あなたに会いに行こう
会いに行こう 会いに行こう
誰でも夜の旅人
悲しみという
トンネル抜けたら
きっとまぶしい朝だよ
大好きなあなたに会いに行こう
あなたにいますぐ会いに行こう
会いに行こう
夜空に船を出し
夜の旅に出る
僕は夜の旅人。
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幼い日の思い出は
記憶の瓦礫に埋もれて今じゃ掘り返そうと思っても 多分無理だろう
あんな事もあった
こんな事もあった
僕らはいつも
くだらない事で笑っていたね
遠い遠いあの日に置いてきた 秘密基地に置いてきた
思い出は燃えカスも残らないくらい燃え尽きて消えてしまったよ
消えてしまったよ
思い出の吸い殻
頭の中の灰皿の上で
煙を立てていたけど
もう煙も出ないくらい消えてしまったよ。
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特別なことなんか
何もなかった一日
何事もなく終わる
ありふれた一日
それでも
どこか優しい気持ちで眺めてる 夕焼け空
下手くそな口笛で 縁側でひとり寝そべる
夕暮れ時の風は心地よくて 眠たくなる
見事なくらい何もない一日だったけど
それが幸せだって思うから
何もないからこそ 平和な一日で
何もないからこそ こうして笑っていられるんだよ
特別なことなんか何もなくてもいい
ただ僕がいて
ただ君がいて
ぐうたらの猫がいて
それでなんとかつづく日々
どうにかこうにかつづく日々
ありふれているから
何もないから
いつものように笑い
いつものように泣けるね
電気消されたようにそして夜が窓の外を真っ暗にしたら
僕は腹の虫を黙らせるためまあまあの夕食に手をつけるよ
何もない一日
これにておしまい
振り返っても 何もない
思い返しても 何もない
けれど不思議なくらい
幸せだった一日だった
何もない一日
猫があくびして
それをただ眺めて
たまにトイレに行って 麦茶を飲んで
お菓子を食べて
テレビを見て
ゲームをして
ただそれだけの一日
それでも 幸せだった一日だった
何もない一日
明日へつづくよ
次の駅名も明日です
また走り出す時の列車
宛のない明日をめざして。
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世界中の笑顔が もっとたくさん咲けばいいのにね なかなかうまくいかないね
誰もがみんな平和を願えるなら 明日にも誰もがみんな笑える幸せな1日が来るのに
路地裏でのんきにあくびをしてる野良猫も
腰の曲がった老人も
マナーの悪い若者も
趣味多しサラリーマンも 勉強にいそしむ恋する学生も
みんなに訪れる同じ明日なら 素敵な明日が来るといいね
何も特別なことなんかなくてもみんなが笑える明日が来ればこれ以上幸せなことはない
ひとりひとりの笑顔が ひとつのこの世界を平和に導くのさ ひとりだけだとかどこかの国だけだとかそんなんじゃなくて
みんながみんな
同じ平和な空の下で
晴れ渡った青空にあたりまえなその景色に 幸せそうな笑顔浮かべられるありふれた毎日がただあればいいだけなのに
難しいね
戦争が生んだ 歴史の中に消えていったいくつもの命や 枯れていった人々の笑顔は永遠に忘れちゃいけないことだけど
だからこそ僕らはこれから そんな歴史を繰り返さないために
この空の下で
ただあたりまえな
幸せな毎日を送る
平和な世界を築く
使命があるんだよ
太陽がいつものように昇り 太陽がいつものように沈む1日の中で繰り返されるような あたりまえな出来事の中で ちょっとしたことで生まれる幸せな気持ちとか なんでもないのに楽しい そんなものを大事にしてゆくことが大切なんだよ
僕ら人間が犯した
いくつもの過ちを振り返って もうあんな罪を繰り返さないために
ひとりひとりが己の胸に平和という文字を刻みつけて 毎日毎日を送るのさ
ひとりひとりがみんなより良く過ごせる
そんな日々がきっと何よりも幸せなはずだから 変わらないからこそ素晴らしいものがいつまでも変わらないように
僕らが守るんだ
この空の下で
生きる誰かの笑顔を
人々の生活が明日もただあたりまえに何事もなく 平和でありますように。
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どんなに悲しくても
生きることをやめないで 投げ出してもいい命なんてない
あなたが生まれてから今日までどれだけ頑張ってきたのか
他人になんてわかるはずもないから 自分だけがわかる苦労たくさんあるさ
悲しいことがあっても なかなか人には言えないだろう
だからこそ泣くことは笑うことより難しいんだよ?わかるかい?
気持ちに正直になって 悲しいのならば
無理に笑うなら
素直に泣いたほうがいいのに どうして
世の中はそういう大事なことわからないのかな
誰かが思うより人間はそんなに丈夫にできてないのに
悲しみ隠して笑うのは意外と難しいけど
そんなとき素直な気持ちさらして泣くことはそれより難しい
素直な気持ちにしたがうだけなのに難しい
向かい風が 冷たく僕に吹き付けて 前に進むことさえ ままならないのに 笑えというほうが無理なんだよ
世の中の決まりは気まぐれで理不尽でどうしようもなくて
正しさの神髄を
本物の優しさを
僕らに見せておくれよ
壊れそうな感情を抱いたまま 沈んだまなざしを虚空に泳がせ
僕らは覚めない夢の中をさまよう旅人
ああ 無理に笑ってるピエロのような僕らを責めないで
たまには頑張りを認めて ほめておくれ
笑顔っていうのは ほんとうに嬉しい時だけに見せる顔じゃないのかな?それを嘘や愛想で無理やり引っ張り出したんじゃ
うまくなんて笑えるはずなんかない
わかってるだろう?
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悲しいことなんて 通り雨みたいなもんさ
だから あっという間にそのうち 泣いてるうちに通り過ぎるさ
雨がやめば お日さまが顔を出し虹が架かるように 君の顔にもまぶしい笑顔が戻るだろう
生きていれば いいことがあるんだよ
きれいごとなんかじゃないさ
ほんとうなんだ
無理に笑うことなんかないけど
あなたが生きていることがきっと何より一番大切なことなんだよ
生きているから悲しいこともあるけど
生きているからこそ嬉しいこともある
だからつかの間の悲しみになんか負けないで 生きていこうよ
君がそこにいるだけできっと誰かが今日も生きようと思えることだってあるさ
僕は君がいるから
今日もどんなに辛くても生きたいと思えるんだよ
悲しいことも受け止めて 現実から目をそらさないで だめな自分も受け入れて
歩いて行けたら素晴らしい
人間なんてそれほど
完璧になんかできてないから
少しの失敗なんかでくよくよしないで
生きていくことだけを強く強く思って
刃向かったっていい
向かい風に抗うように 突き進む僕の姿が好きになれたら
きっと流す涙も意味のあるものに変わるんだって思えるから
生きていくよ
誰かの話に合わせて
無理やり笑うんじゃなくて 僕が笑いたいから笑うんだ
ひとつのやり方でひとつの場所に押さえつけようとする理不尽な世の中で自分を持つことは難しいけど 生きていくかぎりはやっぱり自分が生きやすい生き方で
歩きやすい歩き方で
生きていくほうがいい
だから牙を剥いたっていい
大切なのは誰かから認められるより自分が生きているんだと心から思えるような
毎日を送ることだ
それがほんとうに生きているということ
今確かに生きているということ
誰かと一緒に生きているということ。