詩人:どるとる | [投票][編集] |
電話やメールだけで 繋がってる関係じゃ
いくらなんでも悲しすぎやしませんか?
今の時代 携帯やスマホは一人ひとつは必ず持っていて
ボタンひとつで 簡単に遠い距離を一瞬で縮めてしまう
会いたいけど会えない 勝手言えばそんな距離でいたいの
電話なんてない時代に行きたい そして
声だけで繋がってると思ってる
僕らに 忘れてる寂しさを教えたい
会うまでは言葉も交わせない切なさは きっと
宝物だと 気付きたい
通信手段は手紙がいい 切手を貼って
ポストに持っていって返事を待つ
それまでは 焦らされながらの忍耐だ
もどかしい気持ちが手紙を楽しみにさせる
どんなことを書こうかな ペンと相談する
会いたいときに会えない そんなすれ違いもたまには必要だよ
会いたいときに会えるなんて退屈だよ
待ち合わせをして時計とにらめっこして
待った?なんて会話もしたいんだよ
やっと会えたときの笑顔は普段は見せられない宝物だと 気付いたよ
もしもしから始まる二人の長い電話
伝わってるかな届いてるかな
電話があっても 気持ちの全ては 届かない
そこが きっと あの頃と変わらないことだよ
会いたいけど会えない 勝手言えばそんな距離でいたいの
電話なんてない時代に行きたい そして
声だけで繋がってると思ってる
僕らに 忘れてる寂しさを教えたい
会うまでは言葉も交わせない切なさは きっと
宝物だと 気付きたい
遠くからでも なんとなくわかるよ
転びそうなくらい 慌てた様子で
走ってくる 世界で一番に大切な人。
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ああ この場所で何度でも 僕は振り返る
惜しむらくは残してきた 家族や
伝えきれない 思いの丈
あさきゆめみし この胸の思いは
ずっと同じページで止まったまま
季節は流れず ずっと動かない世界
止まったままの時計
あの日を指してる。
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様々な人の物語を 背負うように
安全にあなたを向こうの道に渡すため
名前もない錆びて色褪せた歩道橋
忘れられても泣いたりしない強いやつ
夜でも朝でも夕暮れでも君が渡るのを
何も言わず黙って見ている歩道橋
暗い夜には明かりを灯してくれる
車社会の現代じゃ交通の利便性なんてささやかなものだけど
僕は好きなんだ そんな控えめな君が
これからも使わせてもらうね 歩道橋
車の排気ガスで汚れても
ごみを捨てられても黙って君は
そんな誰だって 隔たりなく 渡らせる
そのための歩道橋 でもがんばり屋さんだ
夜でも朝でも夕暮れでも君が渡るのを
何も言わず黙って見ている歩道橋
暗い夜には明かりを灯してくれる
車社会の現代じゃ交通の利便性なんてささやかなものだけど
僕は好きなんだ そんな控えめな君が
これからも使わせてもらうね 歩道橋。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
夕暮れの道に 影を二つ落として帰る
ひとつは 小さな女の子 ひとつはお母さん
幸せそうに 笑いながら 何かお話してる
その手のひらには きっと愛があって
夕暮れよりも 熱くそして優しく燃えてる
お別れのあと また明日ねって
泣きながら あなたは笑った
明日会える喜びとさよならの悲しみが
混ざりあって 言葉にならない気持ちになる
ただいまとおかえり 世界中でどれだけの人たちが
その素敵な言葉を言い交わしているんだろう
ほらもうこんな時間です 遊んでる手を止めて家に帰ろう
時計は 間違ってないよ まだ遊び足りない君は 賢い言い訳をした
おもちゃのシャベル とつくりかけの砂山
子供は大人より心がきれいだから
今日の別れを 純粋に悲しんでるんだ
家路を歩くお母さんと女の子は
手をつなぎながら今晩の献立考える
ハンバーグだって聞いた女の子は
泣くのをやめて 太陽みたいに 笑った
夜がすぐそこまで 迫ってる空
家まで競争だ ママはわざとゆっくり走る
玄関に到着した女の子に拍手をするの
そんなささやかな今が思い出になるよいつか
明日につながっていく今日の頑張り
ささやかな 努力
小さな蕾みたいな笑顔と 流した涙
その全て
お別れのあと また明日ねって
泣きながら あなたは笑った
明日会える喜びとさよならの悲しみが
混ざりあって 言葉にならない気持ちになる
ただいまとおかえり 世界中でどれだけの人たちが
その素敵な言葉を言い交わしているんだろう。
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今日と同じくらい
明日もいい日で
ありますように
願う声は空に昇る
明日も大好きな人と一緒ならきっと幸せは約束されたようなものでしょう
僕は昨日と同じように花に水をやって
大好きな君と青い空を見上げながら笑う
それだけでいい
そうさ今日より 素晴らしい日はない
いつも今日が一番素晴らしい日だよ
だから 雨上がりにはちゃんと笑って
また笑うために 涙をぬぐう必要がある
笑顔の素敵な君に会いたいなあ
だから、僕は君だけのハンカチになる
あなたの笑顔を
明日も見たいなあ
僕の願いは君の願いだ
二人の願いは夜空の星になる
夜を飾る 星になる
そうさ今日より 素晴らしい日はない
いつも今日が一番素晴らしい日だよ
だから 雨上がりにはちゃんと笑って
また笑うために 涙をぬぐう必要がある
笑顔の素敵な君に会いたいなあ
だから、僕は君だけのハンカチになる
だから、僕は君の 君は僕の全てになる。
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友よ どうしてるかい?随分長いこと
会ってないが 体は万全かい?
僕はというと 仕事がうまくいかなくてね
さっきやめてきたところだよ
やっつけのように貯金をくずして
焼き肉を食べる でもなんでかなあ
涙が 出てくるんだよ
人の幸せを思えるほど 俺は できたやつじゃない
今はそもそもそんな気分でもない
だから 今はひたすら人の悪口陰口 一辺倒
君は こんな僕を軽蔑するだろうか
それならそれでもいいけど
あの頃の僕らを どうか忘れないで
友よ。
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好きになってくれなくてもいいから
だけど 嫌いでもせめて無視して欲しい
どうして人は人を傷つけるんだろう
「いじめ」とか「戦争」とかいつからあるのかな
「正しさ」だけを 信じて生きていたら
ばかを見る時代にいつから変わった?
僕は今 生きている
確かに 生きている
それを誰が否定し命の尊厳を台無しにするのだろう?
めまぐるしく移り変わってくこの時代の中で
流行りの服を着て流行りの音楽を聴いている
まだうら若き僕らは少年なんてカテゴリーで 区別され差別され 一色単にされているんだろう
愛の歌が僕は好きだ
でも僕の知っている 愛は愛と言えるかな
ただ愛しているを繰り返すだけなら
答えや結果なんて多分いらないんだろう
正しい間違いや間違った正しさを
知ったとき僕の中の正しさはしんだよ
僕は今笑っている
そして泣いている
何を悲しみ何に喜び誰を愛し誰に愛されているんだろう
そんなことは自分以外誰も知らないから
君も僕を否定できない
僕も君を否定できない
みんな同じカテゴリーにしてしまうから
僕まで否定されるんだ いい迷惑だと歌って歩きたい
君もまた少年 僕もまた少年
同じ少年でも違う少年
そして同じような悩みや迷いを持ち
すれ違うこともなく毎日を それぞれが必死に生きる少年
若さの中に 時々大人びたあなたが見える
僕は今 生きている
確かに 生きている
それを誰が否定し命の尊厳を台無しにするのだろう?
めまぐるしく移り変わってくこの時代の中で
流行りの服を着て流行りの音楽を聴いている
まだうら若き僕らは少年なんてカテゴリーで 区別され差別され 一色単にされているんだろう。
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僕はここにいる
でも僕は僕が
何者かも知らない
だから僕は何者でもない
夕暮れの道に勇ましく立って
足元に揺れる影を 存在の証だと叫んだ
曖昧な輪郭で 僕を縁取るような命に
疑問符ばかりが ついて回るなあ
「僕は一体なんだ」
ずっと 死ぬまで解けない 謎々
見えるものだけがこの世界の全てなら
感情や思いなんて 存在さえしないだろう
ふと 気づくと考えている
「どうして僕は生きているんだろう」
そんなことはどうでもよかったときが
僕にも間違いなくあったのかも知れない
でも僕は大人になりすぎた 賢くなりすぎた
暇さえあれば余計なことを考えるようになった
曖昧な輪郭で 僕を縁取るような命に
疑問符ばかりが ついて回るなあ
「僕は一体なんだ」
ずっと 死ぬまで解けない 謎々
埋まらない解答欄
みっともないや
でも仕方ないや
だから その答えを見つけるために
今を 生きているんだよみんな。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
逆らわない愛が欲しい 高い車が欲しい
揺るがない未来が欲しい 裏切らない友が欲しい
七色の夢が欲しい 飽きない趣味が欲しい
国をまるごと欲しい 絶対的な地位が欲しい
とどのつまりは全てが欲しい
頭ん中そればっかり
回るこの星のスピードに あわせて
笑って泣いてたまには怒り狂って
失敗しちゃって 悄気たりなんかして
空を見上げれば 満天の星空
あと何が足りないだろう
きっと欲しがれば限りないだろう
だから僕らは何も求めない欲しがらない
何かを求める欲望は生きることにだけ
生きることにだけ注げばいいんだ
それなりに忙しくて でも休める仕事や
都合のいいときだけ付き合える恋人や
どんなときでも慰めてくれる優しさ
結局誰かに傍にいて欲しいと気づく
たったひとつ手に入ればよかった
回るこの星のスピードに あわせて
笑って泣いてたまには怒り狂って
失敗しちゃって 悄気たりなんかして
空を見上げれば 満天の星空
あと何が足りないだろう
きっと欲しがれば限りないだろう
だから僕らは何も求めない欲しがらない
何かを求める欲望は生きることにだけ
生きることにだけ注げばいいんだ
そして 忙しい中で少しだけ笑えれば
笑えればそれでいいんだろう。
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空に飛んでいく羽ばたきひとつ
新しい物語を刻んでいく
まだ出会ったこともないメロディ
色と音が 重なりあったような街で
二人は 奏でた 二人にしか鳴らせない音
当たり前な 日常じゃつまらない
時々は 大袈裟に笑い泣くくらいしよう
引かれた道を 反れて自分だけの道を開拓
そしてたどり着くその場所にあるもの
二人で探そう それが二人のメロディ
二人だけのメロディ。