詩人:どるとる | [投票][編集] |
悲しいことは
いわば日常茶飯事
出遭うたび泣いていたんじゃ仕方ない
だけれど悲しいあなたの気持ちも痛いほどわかるのです
だからこそ傍にいたいと思う
苦しいこと 乗り越えたら その先に待つ喜びに出遭えたその時は
こぼした涙を取り返すつもりで笑おう
僕と一緒に
転げ回って
のたうち回って
走り回って
やっと、たどり着く
平穏な土日
ゆったりとした
時間が流れる2日
悲しいときも
嬉しいときも
傍にいるからね
今日も泣いて笑って
立って座って
繰り返す日常
無情で薄情な
社会に抗うように
向かい風に立ち向かう男ひとり女ひとり引き連れて
僕が前を歩き
君が後ろから
ついてくる
形でずっと
このまま…あいも変わらず
よろしくベイベー!
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君が大好き
誰よりも何よりも
大好きな
好物よりも
大好きな
場所よりも
君が好き
恋は稲妻に打たれるように
突然に心に切ない痛みが走るんだ
君を始めて見たとき
僕は稲妻に打たれたように
切なくなって
そして
嬉しくなったよ
人を愛するということの意味や喜びよりも
人を愛せるということの意味や喜びのほうが大事なんだよ
世界一愛してるとか
宇宙一愛してるとか
気の利いたこと言えないけど
いつまでも
傍にいるからね
僕がいるからね
今に見ててね
幸せにするのさ…
悲しみはポケットに押し込んで
君の隣で笑う僕をそっと何も言わずに抱きしめたよ
その時かな
君にほんとに
恋に落ちたのは
何も特別なことじゃないんだ
何気ないふつうの瞬間に始まる恋物語
今もそっと継続中
ひょんなことから
それは始まったのです。
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スマイル100%で
最高の笑顔で
迎えた朝なのに
家に帰るころには
涙100%
スマイル0%
どうしたもんかと首を捻り考えるも
僕は何もできずに
真夜中に戸惑って
声をふるわせたよ
今、何時ですか?
今9時ラ
なんて冗談
言ったって
笑えないね
目をこうしてつむるとまぶたの裏に浮かぶ懐かしい幼い頃
あの頃はよかったなんて昔話してみても
何も始まらないね
だから目を開けて
今を見つめ
今と向き合うのさ
スマイル100%で
涙0%で
ほんとは生きていたいんだよ
だからこそ
荒波を乗り越えて
山ひとつまたひとつ
乗り越えて 僕は
輝ける明日にかならずたどり着くよ
ほんとの夜明けを
見届けるために。
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一日中降り続く
心の中 雨降り
冷たい気持ちになる
全てが空回り
愚痴ばかり
こぼしてしまう僕なんだよ
空も心も
泣き止んでしまえば
笑うことも簡単なのに
一度泣き出せば泣きやむのは遅い
空も心も。
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お父さんとお母さんと手を繋いで
歩く夕暮れの土手
小さな子供の瞳にはあの沈む夕陽はどんなふうに映ってるのかな
いつでも子供は
無邪気なものだから
ただ笑ってることが仕事みたいなもので
楽しかった昔を思う
お父さんは優しくて
お母さんはきれいで
そんなイメージを壊さないような景色の中で僕は笑ってたな
いつの間にか大人になって手を繋いで
道を歩くことなんて無くなったけど
今も家に帰れば
ただいまという
言葉に
おかえりという
言葉が返る
そんな何気ないやりとりが何気に幸せだったりしたりして
今日もそれだけで
ホッと安らいで
家族の有り難さを思う僕です
そして明日も子供のような大人の僕は
子供のように笑いながらも大人っていう堅苦しい世界の中で
誰かのぬくもりや愛が支えになって
恋しくなるのだろう
あの時の手を繋いだときの温かさを思えば
おかえりなさいが聞こえたら
ただいまを言わなきゃ
おかえりなさいが聞こえなくなったら
ただいまを言わなくなったら
寂しいから
お母さんがいたら
お母さんにただいま言おう
そして
お父さんがいたら
お父さんにただいま言おう
もしもどちらもいなければ
誰もいない部屋にただいま言おう
おかえりが永遠に返らなくても
そこにあるベットのぬくもりは冷たくても
お父さんもお母さんもきっと僕を空の上から見守ってるよね
また夕暮れの土手を今度は僕の子供と僕の妻と三人で歩こう
ほらね、これで寂しくないよね?
それでも素直な気持ちは心の中に降る雨が雨漏りのように
涙になる。
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楽器の弾けない
僕には言葉でしか伝えられない
楽器も弾けない
僕にはこの声が楽器のかわりさ
楽器持ってない
僕には言葉しかない
僕っていう頭の足りない詩人は楽器を練習したところでできない
詩人はただいつまでも詩人のままで
語っていく
そして
綴っていく
そうやって繋がっていく
言葉遊びじゃない
いつも真剣なんだ
だから今日も
詩人は歌い継ぐ
はるかな未来へ
そして
誰かの心へ
歌っていく
届けていく
詩人はただいつまでも詩人のままで
語っていく
そして
綴っていく
詩人はただいつまでも詩人だけれど
唄っていく
そして
紡いでいく
楽器の弾ける人は
詩人ではなく歌い手だ
でも僕の声が楽器だとしたら僕も歌い手だ
今すぐ ただ 今すぐ
君に伝えたいから
聞いてね
聞いてね
詩人の唄
流れるように
さすらうように
君の中で
生きる血の通った
命の唄
詩人の唄
「愛」も「憎しみ」も
「悲しみ」も「忌まわしさ」も何ひとつ例外なく君に唄うよ
それが、詩人たる僕のつとめならば。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
色あせたベンチに座り並木道 黄昏の中
舞い踊るように草木は風にふるえる
身もだえるように
僕は肩をきゅっとすぼめ
冷たい風に顔をしかめた
帰り道の途中 僕は寄り道 なんとなく桜の木の下
春はまだ冬をこさなければ訪れないのに
来もしない遠い春に恋い焦がれる気の早い心
冬なのに 冬なのに
心に訪れし春
僕にもやっと
守るべきものができた
幼い頃に見ていた夢はひとつひとつ大人になるにつれひとつひとつ消えていくけど
君に出会えたことだけで僕はこんなに幸せになれたんだ
だから今は何ひとつ要らないよ
春をありがとう
そしてこれからも
末永くよろしくね
君に宛てた
少し早いクリスマスプレゼント
ソングフォユー
溢れんばかりの愛を
凍りついた心を溶かすような春の唄。
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心配しなくていいよ
君は僕なんかよりずっと精一杯精一杯
頑張ってるから
気にしなくていいよ
君は僕より先を歩いてるんだから僕なんか置いてゆけよ
みんなそれぞれの今を精一杯生きてる
僕はそんな当たり前な頑張りこそ讃えたい
精一杯頑張ってる君とは違って
あきらめたり
逃げたり
そればかりの僕だよ
でもこんな僕だって何かひとつくらい
精一杯できることが必ずあるはずだから
精一杯精一杯
頑張れる機会をうかがいながら
瞬間に飛び込むためのタイミングを見計らう
それが僕の精一杯の気持ち
今はこれだけ
だけど精一杯さ
響け 君の心に
僕の精一杯よ
終わりを決めつけたら
ゴールをイメージしたら
すぐにやる気は削がれるね
だからどこまでも終わりなんかない
走るんだ
走りつづけるんだよ
きっとそれが
答えだ
精一杯の精一杯の。
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生きるために今があるなら
死にたいなどという感情は要らないね
死にたいと思う感情があるから
生きるのも死ぬのもその人の自由だろう
生きたいと思う気持ちと
死にたいと思う気持ちが
どっちも答えで
どっちも間違えなら
今、ここにいる僕は嘘になるから
とりあえず僕はどちらかに気持ちを定めるだけだ
「今」は生きるためにある
でも明日の
「今」は変わってるかもしれない
でも願うよ
いつの今もいつまでも生きたいという気持ちなくならないように
泣いてもまた笑って「今」を生きたい
悲しいこと
泣きたいこと
あるけど
開き直って
「今」を生きたい
だから今は
今をただ生きるためにある今だ。
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静かに目を閉じれば
まぶたの裏に
宇宙が広がる
大きな宇宙が
群青色の空の彼方に
光り輝く明日がある
夜をおそれないで
歩いていこう
夜におびえないで
生きていこう
夜明けのこない日など無いから
目を閉じて
朝を待とうよ
朝を待とうよ
輝く朝を。