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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[1489] ぼくらの暮らし
詩人:どるとる [投票][編集]


悲しみと喜びの中で
今日も暮らしてる
明日も運がよければ暮らしてる
忙しさに目を回しながら 僕は たまに狂ったようになる

はけ口も よりどころもない僕にあるのは
蓄積されていくばかりの苛立ちばかり

そんな僕らの暮らし。

2010/06/15 (Tue)

[1488] 夢之万華鏡
詩人:どるとる [投票][編集]


キラキラと 光り輝いて見えていたはずの未来
それはあくまで過去からの眺め
近づいてはじめてわかった 現実と理想とのギャップ
日々、あきらめるもの 増えていく
叶うものよりずっと叶わないもののほうが多い そんな未来に希望はあるのかないのか
それさえ 曖昧で

モノクロ写真のように 色味のない現実がただ 幾重にも 連なり だらだらと続くなら

時の砂粒が 絶えず
降り続く 世界がやがて幻だと気づくまで
僕は完全にだまされながらそれに気づかないふりしながら
ずっとこの世界を信じていく

幼い日見てた万華鏡から
確かに見えていたきらめく未来

現実というものの概念さえ なにもなく
ただ生きていればよかったあの頃とは違う息が詰まる

「夢でした」 そういってくれるなら
夢なんか見させてくれるな

夢之万華鏡
あの頃は輝いて見えた
遠く及ばず 僕の腕は雲をかすめずにただ空をきっただけ

遊歩道に咲く
影を帯び
夢の残骸に
埋もれた
私という花。

2010/06/14 (Mon)

[1487] 帚星
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ねえ どれくらいわたしのこと愛してるの?
そう言う君に僕は言う
そうだね あの夜空に光ってる星の数ほど愛してるよ

きっかけなんてどうでもよかった
ただ君とこうして星座を眺めたかった
僕の話は長いけど
君はとてもおもしろいと言ってくれる

僕らが一緒にいる理由は多分ね そういうような 心の重なりがあるからだと思うんだよ

流れ星を 指でなぞり
二人で祈りあった
そのときの願いが少しでも未来を明るくするならばきっと君にこの思い 伝えられるはず

君は 見つめれば見つめるほどに輝いて
君は 一緒にいれば一緒にいるほど愛しくて
思わず 抱きしめたくなるほど 素敵な人

まばたきするように瞬く間に色を変える夜明け前の空とふいに抱きついてしまった僕のささやかな勇気

まるで 尾を引いて
走る 帚星のように
僕の心に生まれたよ
正直で素直な気持ち。

2010/06/14 (Mon)

[1486] 君に会いたい
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遠く離れたあの人に今すぐ会いたいけど
僕の毎日はとても忙しすぎて会えない
忙しさを理由にして君をさびしがらせてるのは僕なんだ
でも君のことだけだよ
こんなふうに思えるのは

「放っておいたら
べつの誰かのものになっちゃうぞ」
君はジョーダン混じりに携帯の向こうでちょっぴりさびしそうにこぼす
瞬間、最後会ったときに交わしたキスの味がよみがえるよ

きっと百万回の出会いを果たしても
心の距離は埋まらない 離れるばかりだ
少しずつ 確かに欠けてゆくもの
それと 静かに満ちてゆくもの

温かい明かりに群がる虫みたいに
心の空白埋めるだけの恋じゃない

だから 言葉にできない夜は何も言わないで黙ったまま 朝が来るまで 夢の列車にガタゴト揺られていよう
ちょっとだけは君の笑った顔 イメージしながら 時々 にやけるくらい

夜空を駆ける星は旅人
何億万年もの 記憶を星は知っている

言葉にできない夜はめずらしくもなくなった
君の声がなんだかむしょうに聞きたくなる

どうしょうもないくらい
愚かな僕だけれど
世界でいちばんそのどうしょうもなさを知っている君に会いたい
今すぐ君に会いたい

あふれる思いは
どんな距離も
かるく越えていくのに 僕らはあまりに離れすぎている

遠距離という魔法にかかった僕らは見えない壁の向こう側で互いを 互いに 思い合う

またいつか 会える日を願って
積み重ねる日々の向こう側に 希望を抱いてる

あふれ出しそうな切なさを 必死に押し殺して。

2010/06/14 (Mon)

[1485] クライシス
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人は誰でも仮面をかぶっている
偽りという仮面と本性という素顔を交互に使い分けている

人は誰でも表と裏を使い分けている
嘘を言ったり愛想を振りまいたり時には本性を明かしたり
様々に人は心を使い分けている

ただ陰鬱な日々の中で
ただ陰鬱な感情を隠して

だれにも見せられない醜さまでも心に秘めながら。

2010/06/13 (Sun)

[1484] 万華鏡
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僕らは特別な関係なんかじゃなかった
それどころかただの友達だった
だけれどある日手が触れたとき 僕の中の何かがざわめいた

きっと
恋という言葉の意味を知らなければもっといい友達になれたはずなのに

僕は恋という魔力にかかってしまった
キミと手が触れたそのセツナ 恋に落ちた
恥ずかしいほど

いつまでも キミと二人でいたくて
キミの笑顔がもっと近くで見たくて
ひとりの夜もキミとはじめて交わした唇の感触が離れなくて

この地球でキミと二人出会い恋に落ちた奇跡
運命と呼んでも大げさにはならないはずだよ

刹那的に流れてゆく時間が二人を変えるなら キミの中に永遠に消えない僕の証を刻み込んでしまおうか

なんて言ってみたのさ

学生服ももう着なくなったとき
キミと僕もどこか
ギクシャクして
しまったよ

はかない恋の散り際に見えた切ない
キミと日々はまるで万華鏡

終わった今でもキラキラといつまでも変わらない輝きで光を放つ万華鏡。

2010/06/13 (Sun)

[1483] さよなら
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さよならの言葉は…
僕らは仲が良すぎるくらいいつでも二人だったね
それでもやっぱり僕らを阻む壁は乗り越えられなかった

年齢という壁 飛び越せず キミは泣き顔
涙が止まらない

さよならのベルが鳴り出したら
二人を引き裂くようにアナウンスが鳴る
悲しい言葉のはずなのに
また会えるよね
そんな確証もない言葉は二人の忘れられない言葉になる
明日と今日をつなぐ呪文に変わるよ

手を離した
その瞬間
世界が黒ずんだ

まだ好き
今も好き
それなのにキミはあの頃よりずいぶん遠くなった。

2010/06/13 (Sun)

[1482] マジカルポップミュージック
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魔法みたいにもし誰かをドキドキさせられたなら
僕にだって魅力的なところがあるのに
なぜか魔法も何もつかえないただの人

マジカルポップミュージックで聴こえたあの歌がよみがえる夜

ほらここに
キミを呼んでる
小さな口笛。

2010/06/13 (Sun)

[1481] 
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僕の人生は駄作の詩のようさ
人と比べなくてもすぐにわかるくらい
光からは遠く気迫乏しい 毎日

べつに誰かのせいとかそういうことじゃないけど

時々 涙が止まらなくなってしまう時がある

燃えるような真っ赤な夕焼け空に誓った約束ひとつ
どんなに悲しくても
生きていくよ
最後まで

だって まだまだ
僕は元気だから
生きる権利はまだまだあるから

悲しみは消えない
不安なことも消えない
こうして歩いているけど正直目的はないし夢もない

遠い幼い昔夢見た
未来とはまるで
違う 地味な四畳半の片隅

ビードロみたいな涙がこぼれる夜には
流星群さえ 美しいとは到底 思えない

ポケットにつめこんだ 切なさが いよいよあふれて 僕は立ってるのもままならない

燃えるような真っ赤な夕焼け空に誓った約束ひとつ
どんなに悲しくても
生きていくよ
最後まで

だって まだまだ
僕は生きたいから
歩いてく力はまだまだあるから

涙をまたぬぐって
ぬぐいきれない
涙さえ 泣き止んだ
ふりして 歩いていく嘘さえ 大切なもの

風に吹かれて
ページは
ふたたびめくられる
新しい旅ははじまる。

2010/06/13 (Sun)

[1480] 明日、死んでも
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僕が明日もし死んでも
誰もそのことに気づかないだろう
街はいつもと変わらない風景そのままに
風も空も海さえも
何も変わらない世界がそこにあるだろう

結局僕が死んでも
生まれなかったとしても変わらない
何も変わらない

僕がここにいる意味なんて何もない

きれい事に埋め尽くされた世界に僕は立ち尽くしてる
風が時々この僕を黄昏に包む

死んでもいい人なんてきっとどこにもいないけど
生きてたっていいことなんてありそうにないのはたしかだ

だから無理はせずほどほどに口笛吹いて
叱られたその時はすみませんと謝ればいい

公園のブランコが
風が吹くたびに
さびしく 揺れている
ただそんな景色をずっと眺めていたら
カンタンに答が出たよ
そうさ 僕らが生まれた運命だなんてあのブランコが風に揺れて少し 動いただけのくだらない出来事

地球が回るように
いつか 止まるように
僕らもいつか 死んでゆくのさ
たしかなことはいつでも悲しみを引き連れて歩くもの

明日死んでも
死ななくても
変わらない運命の手のひらの上で
下手なくせに踊るワルツは続いてゆくんだよ

結局僕がいる今も
必死になって積み重ねる毎日もいつか死んだら全て消えてゆく

そしたら悲しみだけが残るんじゃないかな

きれい事と片付けてしまったあの日のキミの言葉も今じゃなぜか恋しくて

無理に生きることの素晴らしさだけ語ることはないさ
死を語ることも時には大切なことだ

いつも無理はせずほどほどに口笛吹いて
叱られたその時はすみませんと謝ればいい

たとえ明日死んでも
本望だと思える
光ひとつ あれば
天国へも行けるよ

だって僕はもう死にたいなんて思わないから。

2010/06/13 (Sun)
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