詩人:どるとる | [投票][編集] |
ありふれた日常に
虹が架かるその時
人は立ち止まり
その美しさに魅入るでしょう
七色のイメージを
覆すような
無限にもある
その色は僕らひとりひとりを染める色
虹のように この世界にはいろんな色があふれてて楽しい世界さ
君も僕もその色を さすがっているんだ
何色かはわからないけれど多分 言葉にはおさまらない色だから
虹のように 僕らはひとりひとりが素敵な輝きを放ち 雨上がりならぬ涙がやんだその時に 素敵な笑顔見せて 誰かを愛せるから
素晴らしい
ありふれた日常と呼ぼう こんな今を
またとない七色に染まる今を。
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書く時間帯によって
変わる詩の色と形
ほら少しずつ少しずつうまくなってゆく
そんな気がする
僕なのさ
詩を書くときは常に冷静に常に落ち着いて書くんだ
心の中に虹を架けて
ほら好きなだけで
いくらでもつくれるさ
詩をつくれるさ
詩を書くときはいつも幸せな気持ちさ
あふれる気持ちは
シャボンのように
かぎりなく
心を埋めつくしてゆく
詩を書くときはいつも
優しい気持ちで書くから優しい詩になるよ
だからその時の気持ちが反映されるから
少しでも優しい気持ちで詩を書きたいのさ
詩を書くときはいつも優しい気持ちで
そして心の中に虹が架かって僕はまたひとつ新しい詩をつくる
世界を明日へ広げる。
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愛の森の中で 少しずつ少しずつ あたたみを増してゆく
僕は後戻りできない
君のぬくもりに囲まれているから
鳥たちはうたい
木々はざわめき
夢にさそわれて
僕は愛の森に
さそわれて
さそわれて
ほら 幸せだよ。
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はじまりのカーテンを開けて 朝一番の空気を胸いっぱい吸い込む
昨日の悲しみなんて
もう忘れたから
今日は笑顔で過ごせるかな
目覚ましに揺り起こされ目覚めた
僕はモーニングコールうけて 目をあける
昨日の雨もやんで
青空が広がり
まばゆい世界
はじまりのカーテン開けて モーニングコールうけて
街はもう目覚めたようで 僕も目覚めたようで
ほら何もかもが始まる
ああ モーニングコールから
鳥は羽ばたき
また新しい旅に出る
僕も宛てなどない旅への狼煙をあげる。
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太陽に背を向けて
涼しい日陰に逃げ込んで
蝉が鳴いている縁側に座る
コップの麦茶の中
氷が溶けて鳴る
からんと音を立てる
だんだんとひいてゆく暑ささえもなんだか夏が終わるころには名残惜しくなる
まだ夏もはじまってないのにね もう夏が終わることを イメージしてる僕なんだ
くだらないような
ふざけたようなね
夏の夜話 語らいあおう
花火でもやりながら
惜しみなく味わおう
この夏を。
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水玉模様のスカートを風になびかせて走ってくる無邪気な君
青空に溶け込んだ
二十歳の僕と君
雨上がり水玉模様の道
街路樹を横目にすれば
君が言うよ
今日で私たち三年になるねって
それがどうした
時間なんて関係ないよ
僕と君には時間の概念なんてないよ
くさいセリフもなんだかいつもより
素敵に響くから
好きな理由なんて探しても見つからない
それもそのはず
好きになる理由なんて ひとつしかないから
それは 好きだから好きってだけのこと
水玉ガール
涙と笑顔で
彩られた
一生を君と過ごせる幸せな未来
のぞき見るように
僕は両手で双眼鏡つくって 良好、異常なしと ひとりごとみたく つぶやいた
君はそのとなりで笑ってくれた
何かと馬が合う二人だから ずっといても飽きないし退屈しないんだ
それは永遠に置き換えても変わらないだろう話さ
雨上がりの日曜は水玉サンデー
23回目のデート
変わらなく君が今日も好き
いつまでも二人 ともにあれ
願い事は 流れ星にたくそう
朝から晩まで 笑い明かした サンデー
今はエプロンが台所になびいている
振り返った君はちょっと 大人な顔さ
それでも変わらなく今でも大好きさ
また いっしょに行こうね
時間があったら
あの 街路樹を横目に手をつないで
街へ繰り出そう
雨上がりなんかいいじゃないか
晴れ間に 誘われて
何か 素敵なこと
探しに行こう
天気にめぐまれて
転機をさすがって
僕らは心に夢と希望の水玉を描くのだ。
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ねえ お母さん
ねえ お父さん
僕のこのからだにはあなた達の血潮が流れている
それってとても素晴らしくてとても奇跡的なことだって気づいたんだ
何を改まってって思われるかもしれないけど今日という日をむかえて 言うのさ
踏み倒してきたありがとうの数々を
ささやかな歌に込めて
覚えているかな
昔の話だよ
お母さんとお父さんの両方に手を繋がれ 歩いたどこかからの帰り道
一人っ子の僕はいつまでもあなた達の注目を集めてさ
少しずつ僕はそのぬくもりになれすぎてたびたび あなた達を困らせて ひどい言葉もたくさん言ってきた
でもわかってほしいのさ
家族だから心のうちを素直に話せることの真実を
他人だったら 気兼ねして言えないことさえ打ち明けられる
素直さを
ありがとう
ありがとう
何度、言葉にしてみてもいつも足りないんだよ
割に合うわけがないよね
言葉などあなた達からもらったたくさんの愛には代えられないから
でも、今日という日があるのはあなた達のおかげ
でもお父さんは言った
おまえがいることが俺たちのいちばんの幸せだと お母さんはそのとなりで深くうなずいた
僕が思うよりずっと愛されていたんだね
涙でにじむ夕焼け空はとてもきれいだった
阻むものもなにもない空っぽの一日の大半が過ぎ去った時刻に
僕はまたかけがえのない時間と気持ちをあなた達からもらったよ
またかしがひとつできたね
賄いきれないありがとうは増えていく
そしてそれといっしょにあなた達への思いが一層深くなる
あなた達といつまでもいれるじゃない
わかってるよ
わかってるからこそ
限られた時間をともに過ごしたい気持ちなんだ
そばにいたい
あなた達が好きだから
花束でもお金でもない言葉というなんの価値もない見えない贈り物を受け取ったあなた達は言った
ありがとうをありがとうで返すよと優しく微笑んで。
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こんなにも人を好きになるなんて正直思わなかったよ
あれは5月のはじめだったかな
僕の胸に芽吹いた初恋という花
頬をくすぐるそよ風さえなんだか僕を祝福してくれてるような気がしていた
どうにも言葉じゃ言えないから
僕はこの気持ちを唄にして届けるよ、あの日の君へ今の僕から
あの日、
僕のこの胸に咲いた花は初恋という名のかぐわしき花
その匂いでもう僕の全てのは君へと流れていった
言いたくて 言えなくて 思い悩んで
それでもいつまでも気持ちは変わらなくて
君がたまらなく好きでしかたなくて
僕のこの揺れる気持ちを落ち着かせられるのは君しかいなくて
それでも桜が散るころ 時を同じくして
僕の心に咲いた初恋の花も静かに散った
誰にも見送られることもなく 人知れず涙にくれた僕のひそやかな恋は 花びらが地面に落ちるように
当然のように 終わってしまった
ほら、また惜別の春が僕に平和的に微笑む
憎らしいくらい
和やかな街と懐かしい並木道
その全てがあの日の僕には 輝いて見えてた
恋の花 散るまでは。
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わずかな希望抱いて
人は 生きるのさ
今日も小さな光
抱きしめて眠るのさ
光より ずっと 広範囲にわたって広がる闇に負けないように
斜めに走る亀裂をなぞる
小さな光だって
僕は大丈夫だから
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夢のように終わる一日その帰り道
あのころから歩いてきた
今日二十年目の夕日が落ちる
未来が底抜けに明るく見えるよ
なんのひねりもない歌がほら君を包むだろう
未来をのぞき見るように日々 少しずつ確かになってゆく未来
理想は高すぎた!