詩人:どるとる | [投票][編集] |
ページをめくるように季節は移り変わる
どこまで読んだかな
どこまで読むのかな
見失った 今日までのストーリー
いいやならば最初から読むまでだ
最近の口癖はどうせとかだってとか
言い訳ばかりに終始している気がする
そんな自分を今すぐにでも変えたくて
とりあえず地団駄を踏んで駄々をこねる
ぴょんと跳ねた帰り道にしたけんけんぱ
誰かが道路に描いた円を飛んでまた明日
幸せはいつの間にかありふれた毎日に
ぼやけて霞んでやがて跡形なく消えた
お金を数えて 微笑む人にはなりたくない
幸せを計算したくない
計算できる幸せはいらない
見失った 君の丸まった背中
猫の相手をしていた一瞬の出来事
家にいてもつまらない でも行く宛もない
だから日がな一日空を見上げているんだ
そんな自分にどこか酔っていたい
少し駄目なところを誰かに認めてもらいたい
水たまり飛び越えられたらヒーロー
そんな時代はもう過ぎたよと空耳がした
あらゆるものから目を反らしてきた
でも、思うより愛されていたと気づいた
鱗雲が 屋上に迫る
ぐっと 角度をつけて 写真を一枚
蝉時雨のシャワーと五月雨の午後
行き当たりばったりのライフ
道しるべは 石ころ
最近の口癖はどうせとかだってとか
言い訳ばかりに終始している気がする
そんな自分を今すぐにでも変えたくて
とりあえず地団駄を踏んで駄々をこねる
ぴょんと跳ねた帰り道にしたけんけんぱ
誰かが道路に描いた円を飛んでまた明日
幸せはいつの間にかありふれた毎日に
ぼやけて霞んでやがて跡形なく消えた。
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海から来た 僕たちは母なる地球の申し子さ
笑わないで聞いてくれるかな
僕は 遥か昔 大空を飛ぶ鳥で海を泳ぐ魚で
そして今は 地面を蹴って歩く人間
愛する人のために 僕たちは夜通し手紙を書く
月よ照らしてくれ 明かりを届けて
暗闇に迷い 悲しみに立ち止まるときは
僕の名前を呼んで
僕も君を呼ぶから
僕は 遥か昔 大空を飛ぶ鳥で海を泳ぐ魚で
そして今は 地面を蹴って歩く人間
朝焼けを見て 涙を流せる 心持つ人間。
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気づくといつの間にか 隣にいる
君は 笑って 悲しみを笑い飛ばすよ
一人じゃない気がする あたたかな光
この手のひらに あふれてる
空をあおいだ 眼差しが
ゆっくりと流れる 景色を映す
通り過ぎてく 車窓からの眺め
もうさみしいなんて言わせない
君はそう 言っている
猫の手もかりたいほど忙しい
暇なら 笑える冗談でも言ってよ
一人また一人 増えてく 大切な存在
忘れられないような はじめての気持ち
足跡を刻んでいこう 心の地面に
思い出は日に日に増えてく
魔法なんて 使えなくたって あら不思議
痛みが優しさに変わってく
それは魔法のように
春風もとうにこの街を離れて
夏めいた坂道に 陽射しが揺れている
君から来た手紙の返事には
なんて書こうか 今考えてるんだ
空をあおいだ 眼差しが
ゆっくりと流れる 景色を映す
通り過ぎてく 車窓からの眺め
もうさみしいなんて言わせない
君はそう 言っている。
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ページをめくるように季節は移り変わる
画用紙に 描かれていく風景に
路面電車が 走ってゆく
僕は 多分恋をしているんだろう
だから いつもより少しだけ
拳ひとつぶん 宙に浮いている。
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「幸せにするよ」って言えないのは自信がないからだ
でもどんなときもそばにいると誓うよ
だから心配しなくても 大丈夫だ
下手くそな 笑い顔で 悲しみをごまかすとき
君にはなぜかすぐバレてしまう
僕より僕のことをわかっている君には
どうやら隠し事はできないらしいね
嘘をつくのは勝手だけどそのために
あなたが傷つくならやめたほうがいい
傷痕に染みてく 涙が優しさに変わるとき
僕はやっと強がるのをやめて素直になる
「愛してる」って顔を見て言えないのは定かじゃないからだ
その愛の中には 同情や慰めもある
そんなくだらないこと考えちゃうよ
完璧な僕を いつでも見せたいのに 空回りしてばかりだ
また転んで膝小僧に傷をつくった
君のために何かをしてあげようと思う
だけど逆に君に世話を焼かせてしまう
夕暮れに水面に浮かぶ舟を 眺めながら
君のこと思ったらなんだか泣けてきた
言葉にするのはまだ恥ずかしいから
せめて文字にして手紙にしたためる思い
聞こえるかい?この夜の向こうに
二つばかり駅を過ぎた街に
君は笑っているかな
もしや泣いているかな
仕事は今日も残業です でも君のためなら頑張れる
世界中で誰より愛されてるから
僕より僕のことをわかっている君には
どうやら隠し事はできないらしいね
嘘をつくのは勝手だけどそのために
あなたが傷つくならやめたほうがいい
傷痕に染みてく 涙が優しさに変わるとき
僕はやっと強がるのをやめて素直になる。
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パパ今日私は この家を出るわ
好きな人が 出来たのって伝えた
パパより好きな人なのかい?って
聞くのが怖くて ずっと耳を塞いでた
君が嫁ぐ日 パパはいつまでも駄々をこねて
礼服を着るのもいやがってた
私は見ていたよその目には 涙
さんざんいろんなこと言ったくせして
あなたは 私に最後に言ったね
「幸せになれよ」と
おまえが選んだ人だから きっと素敵な人なんだろう
パパみたいに 優しくて でもどこかぬけてて
そんな人だわって 言ったら パパはついに涙をおさえきれずに ママの胸で泣いた
私の好きになった人は
パパによく似ている
今日まで ありがとう
私はお嫁に行きます
娘の小さな頃の写真を眺めながら
あんな可愛い頃もあったと懐かしがる
好きな人がいつかはできるって
覚悟はしてたけどやっぱりダメだね
君の幸せを思えば思うほど 誰にもやりたくないって気持ちになるんだ
幸せにしてくれるかな 君が好きになった人は
笑わせてくれるかな
寂しがらせやしないかな
愛してくれるかな
抱きしめてくれるかな
守ってくれるかな
一番緊張してるのはパパだね
そんなに固くならないでよ
手が汗まみれ
本当は笑顔で 送ってあげたいはずなんだ
最愛の娘の晴れ姿を 喜ばない親はいない
だから今日のパパは意地悪だ
さんざんいろんなこと言ったくせして
あなたは 私に最後に言ったね
「幸せになれよ」と
おまえが選んだ人だから きっと素敵な人なんだろう
パパみたいに 優しくて でもどこかぬけてて
そんな人だわって 言ったら パパはついに涙をおさえきれずに ママの胸で泣いた
私の好きになった人は
パパによく似ている
今日まで ありがとう
私はお嫁に行きます
この人と二人で今はまだ見えない幸せをさがして
守られてたほうから守るほうになるよ。
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十年後友達で いれたならいいなあ
百年経っても友達のままでいたいよ
その頃には もう僕はいないかもしれないけど
君と僕は空と海のように体は別々だけど 同じ世界に生まれただけ
こうして手をつなげばほら
いつだって ひとつになれている気がする
ずっと一緒にいるだけでそれ以上何もできない
僕が伝えたいことは 一体なんだろう
鈴を鳴らしたように君が笑えば 僕も同じように笑う
それだけで面白くていつの間にか 日は暮れていく
ひとつの買い物袋を 二人で分けあうように持って 帰る幸せ
未来から 来たのよって 君は冗談を言う
僕を幸せにするためになんて言う
よく出来たシナリオだねって 僕が言ったら
君は 真面目な顔をして
「君が幸せになれなきゃ僕も幸せになれないんだよ」って 歌った
下手くそな声だったけどほら
僕の心の真ん中に 届いたよ
特別なことは何もできなくても一緒にいる時間が宝物
君と重ねてく思い出がまたひとつ増えた
言葉で言っちゃえば簡単だね でも言葉では 言い切れないからやっぱり難しいね
今日も君の 後ろ姿ばかり見ているよ
君の背中は僕より低いのに 僕より何倍も大きく見えるんだ
写真を アルバムにおさめるように
ひとつまたひとつ かけがえのない時間が
忘れられない 思い出を刻んでゆく
いつか、言えるかな
今は胸にしまったままの ありがとうや愛してるを
僕の大好きな フレンド
ずっと一緒にいるだけでそれ以上何もできない
僕が伝えたいことは 一体なんだろう
鈴を鳴らしたように君が笑えば 僕も同じように笑う
それだけで面白くていつの間にか 日は暮れていく
ひとつの買い物袋を 二人で分けあうように持って 帰る幸せ。
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ペダルを踏む足にぐっと力を込めて
上り坂を 迎えたらそのままかけ上がる
青空に託した思いは夏の暑さを越えてく
汗と一緒に流れるといいなあ
笑って泣いて それだけで 過ぎていく
他愛もない日々を 暮らしている
手と手をつないで作った輪の中においで
君の見てる世界を変えてみせるよ
そのまま鬼さん手の鳴るほうへ
闇が晴れたらいつものように笑うから
目を開いてごらん そこに見える世界が
角度を変えれば違う世界だ
蜜柑の皮を上手に剥けない僕は
いつも君に 剥いてもらったっけなあ
理由なんかきっと要らないんだろう
求めてもない ただ君に笑ってほしくて
右目と左目で見え方が違うように
昨日と今日とじゃまるで違う世界だ
やっとのことでつかまえた君の背中
もう離さないといつものように笑ってた
夕暮れの道に 2つの影法師が揺れる
どんなに走っても明日には追いつかない
だからひたすら僕らは待ちぼうけだ
手と手をつないで作った輪の中においで
君の見てる世界を変えてみせるよ
そのまま鬼さん手の鳴るほうへ
闇が晴れたらいつものように笑うから
笑うから。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
夏の陽射しが 屋根に降り注いで
蝉が朝から晩まで鳴いている
庭の池 跳ねた鯉 その瞬間の
美しさを写した ポラロイド
思い出が 畦道を駆け抜けて
風になってくイメージ 抱いた
深呼吸のあとぐっとペダルを 前に漕ぎ出す
その力で 走り出す自転車
回る前輪を 追いかける 後輪
チェーンは 好調に回転をする
蚊取り線香 悩ましく 煙をあげる
水筒に入れた麦茶の氷が溶ける
入道雲を広げた空がぐっと近くなる
ああ夏だ くどくどした説明はいらない。
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海と空を隔てる 曖昧なライン
あやふやな線だから指でなぞれない
世界の端から端までつなげているのか
一本の線で 空と海を分けているのかな
幼い日からの 小さな 疑問は とてもまっすぐな直球ストレートのボールのようだ
迷いのない 弾道のような軌道を 描いて
突き刺さるように 思いはまちがいなく届いてゆく
よしんば目をつむったって 反れない軌道
計算したように ストライクゾーンめがけて走る白い道筋
僕の好きな野球選手が投げるボールに
迷いは見られなかったどんな日も
たとえ投げたボールがいうことを利かなくても 選手はそれを恥じない
応援席で見ているよ
期待に応えてくれなくていい ただ満足する一球を
観客が息を飲む中、ボールを投げた選手はマウンドを走り抜ける さあここからが勝負
歓声が上がる 観客の呼吸が ひとつになる
突き抜けろ そのまま野球場を走る風になってくれ
テレビで観た ロケットが カウントダウンして
火を吹いて 発車するその瞬間の 感動とロマン
僕らの 思いはひとつに束ねられて
彼が投げたボールに集約された
迷いのない 弾道のような軌道を 描いて
突き刺さるように 思いは届いてゆく
よしんば目をつむったって 反れない軌道
計算したように ストライクゾーンめがけて走る白い道筋
スターマインに 見えたよ。