詩人:どるとる | [投票][編集] |
夜に沈んだ街で 誰かを待ち焦がれて
時計ばかりを 見つめる瞳が針を追う
雨もすっかり上がったようで
少しだけど この静けさにも慣れたよ
僕が来るまでのこの数分が どれだけ長かったか
一生懸命説明する君を 僕はただ見つめてる
プレゼントのアクアリウムの中に閉じ込められた 小さな家
窓から覗いてる 部屋の中には 幸せがいっぱい
胸の中にある 片付かない気持ちを
一つ一つ分別してる暇はどうやらない
明日の今日を思いながら
遠い夜明けを 夢でも見ながら待つ
空の青映した 瞳の中に しまわれた世界が
まるでアクアリウムのように 見えたから笑ってしまった
センスのない 僕のプレゼントで唯一喜んでくれた
箱を開けてごらん
君のために 選んだんだよ
目を閉じてしまったような 暗い夜なら
明かりを灯して 闇を照らそう
僕は君を照らす光になるから 君は僕を照らす光になってね
プレゼントのアクアリウムの中に閉じ込められた 小さな家
窓から覗いてる 部屋の中には 幸せがいっぱい
今は硝子に少しヒビが入ってしまったけど
それもまた 思い出。
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握りしめたコインを再度ベッドして
僕は僕の限界と可能性を試してゆく
ありとあらゆる犠牲をはらってでも
まだ成し遂げたいことがあるんだ
目の前に見えてるゴールネットに
マイケルジョーダンがシュートを決めた
たとえばあの瞬間の 輝きを僕も手にしたいなあ
誰だって 最高の今を求めているんだ
きっと死ぬまで挑戦者なんでしょう
一度きりの人生に次なんてないよ
だけど何度だって夜は明けてそしてまた日は沈む
おざなりの言葉だが止まない雨はない
負けたその時点で君はもう手にしてるセカンドチャンス
手ぶらでいるならプライドを持とうか
妥協せず諦めない 向上心だけあればいい
応援も支援もない 誉められもしない
値打ちもない ただ課せられる苦労
カッパーフィールドが出した最高記録
つまりは見えない敵との 勝負だ
影法師相手に どこまで健闘できるかな
生まれたときからの才能なんてない
才能は得てして努力と頑張りの成果だ
一発KOが駄目そうなら持久戦に持ち込め
ここぞという時に必殺技かますんだよ
正々堂々闘って気持ちいい汗を流したい
仕組まれた勝利よりも完全なる敗北を望むのは
僕の限界を 教えてくれるゴールのような 壁に出会いたいからだ でもそれを越えられたときこそ限界なんてないことのたしかな証明
見えているのに手を伸ばしてもつかめない太陽
つかめないと 決めつけていたその思い込みこそ道を覆い隠す死角
誰だって 最高の今を求めているんだ
きっと死ぬまで挑戦者なんでしょう
一度きりの人生に次なんてないよ
だけど何度だって夜は明けてそしてまた日は沈む
おざなりの言葉だが止まない雨はない
負けたその時点で君はもう手にしてるセカンドチャンス。
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つまりは等身大の 僕を見せたくて
走り出す まだ大人のふりも苦手だ
あくびばかりしてる猫をからかいながら
夜明けの光を道しるべにすっ飛んで行く
目の前の壁が高けりゃ高いほど
やるぞって気になる 僕も大概だなあ
遠慮してちゃきっと何も変わらない
若い今だからできる 無謀な一手を
未来に向かって はなつ心を
今スタートラインに立たせよう
何一つ 思うようにいかないなあ
うまくいったことだけなら味気ないよな
自分一人で立てない
力もたいしてない
何があるだろう?空っぽの荷物を探る
見上げた空のぬけるような青さに
思い直したように 呼吸を整える
ばらばらの思いをひとつに集めて
照準絞って 解き放つ僕自身
鉄砲玉みたいに はなつ心が
やっと スタートラインに立ったよ
何重にも 積み上げられた 努力や頑張りにふさわしい
未来などはなくていい ただ、諦めた後悔だけはしたくないだけなの
目の前の壁が高けりゃ高いほど
やるぞって気になる 僕も大概だなあ
遠慮してちゃきっと何も変わらない
若い今だからできる 無謀な一手を
未来に向かって はなつ心を
今スタートラインに立たせよう。
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とにかく女にモテたくて
とにかくすべてがうざったくて
あらゆるすべてに逆らって
あらゆるすべてを憎んでいた
僕らの青春は きっと大したことはない
ただ 毎日同じような日々が流れてただけ
世の中を憂いながらも 思うままに愛を叫んだ
笑うときも 泣くときも
病めるときも 健やかなるときも
ずっとずっと 一緒だった
僕らは 本気でドラマチックに生きてたよ
青春を謳え
童貞を捨てて
俺の屍を
越えていけ。
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今、沈む夕日をどんな気持ちで
君は 見ているんだろう
ふと 遠い町に住む君を思う
笑ってるかな 笑ってるといいな
優しくなれる どうしてだろう 訳もなく
背伸びするように足元の影が
僕の背丈を追い越したら
帰り着く 場所を探して心は 切なくなる
悲しいのに 目を閉じられずに
空に映った 僕の涙が 雨と紛れて 消える
名前もなければ 色も形もない
感情に 僕は次の言葉をなくした。
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夕暮れの空にとけてる 誰かの笑い声
宛もなく 行こうこのまま風に乗って
終電に 間に合った ホッとして席に座る
白いため息が 浮かんでは消えるホーム
夜の街並みが 七色に光る
月も負けじと 星と競ってる
まばゆいばかりの 光に 目が眩んだ
駅の改札ぬけたら 深海みたいな真夜中
軽やかなステップで飛び越える水たまり
夜空の果てから シューティングスター
放たれた 一撃が 化粧っ気のない夜を飾る
ほらね おめかしすれば ビューティフル
素敵な夜ね
乾杯のグラスを 鳴らして パーティータイム
見たいのは終わらない 覚めない夢だよ
夜風に乗せて伝えておくれ僕の思いを
遠い町に住むあの人の心のポストへ
紫色をこぼしたような 夜空に
流れ星を見つけたら 何を願おう
飽きるまで繰り返した 愛の言葉も
シャイな彼がくれた精一杯の優しさも
すべてが君のもの 光のドレスをまとって
カッコ悪くてもこれが私のボーイフレンド
私には お似合いの王子様と お世辞を言えば
まんざらでもなくて照れ笑いしてしまう
今夜は素敵な夜ね
少しは 反論してよ
じゃないと つまらないじゃない
でも そういうところもまた
好きなんだけど なんて勝手なんでしょう
軽やかなステップで飛び越える水たまり
夜空の果てから シューティングスター
放たれた 一撃が 化粧っ気のない夜を飾る
ほらね おめかしすれば ビューティフル
素敵な夜ね
今夜は素敵な夜ね。
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くたびれてしまう 夜明けはまだかな
来ることもない待ち合わせじゃない
昨日と今日の間で僕は待ちぼうけ
空ばかり見上げてたら迷ってしまった
逆立ちしながら待っているよ
やがて時計がようやく動き出す
流れる車窓の風景を思い出と呼ぶのはなんだかむなしくて
それはまるで 遠い昔に聞いた
おとぎ話のように ささやかに
未来を照らす太陽
夜に沈んだ町は音ひとつない静寂に包まれて
誰かの 寂しげな背中を月が照らしたら
小さなステップ ハ長調のリズム。
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眠れない 真夜中は
いつでも ドアを開けて待ってる
窓辺に落ちた星と
秘密の会話
このまま素敵なランデブー
連れていってちょうだい 憧れの地へ
甘い誘惑に 逆らえず
どっぷり 浸かる
蜂蜜の プール
まだまだ知りたいことばかり
あらゆる想像沸き立たせて
焦らされながら
来るべき未来を 待ち焦がれていよう。
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つないだ手を 何度も見つめ返しながら
手のひらをスクリーンにして映してる
なんでもない場面の 小さな一幕
埃被った おとぎ話のような日々
笑っていたよね 悲しいときも
僕を悲しませまいとする君の優しさが
痛いほど伝わって ただの愛の言葉も
この胸に深く突き刺さる
帰っておいで いつでも素直になれる 場所へ
強がりな君も 泣き虫な君も 受け止めてあげるから
大したことはできません
だけどありふれた幸せを 描いてる
僕らだけの マイスイートホーム。
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回り続けるメリーゴーランドは
小さな風にも惑わされてぐらぐら
少しだけ長い寄り道をしよう
甘い蜜を吸う蝶々の心で飛ぶよ
沿線沿いの アパート
電車がすぐ真横を通る
眠れそうにない夜 影を落とす猫
尻尾の穂先で 月を撫でている
あらすじからこぼれ落ちそうな
ギリギリのラインに立っている
見上げた空は 雨を降らすことを許して
僕に歌うよ 楽しそうな足音の 喜びの歌
可愛らしい鳴き声に紛らせて
いつまでも僕を眠らせない。