詩人:どるとる | [投票][編集] |
その瞬間その瞬間を生きる
一秒も大切な時間のうちです
だから続けよう続けましょう
その瞬間その瞬間を生きて
生きた時間よりずっとずっと濃厚で実のぎっしり詰まった人生を刻んでください
僕よ
名もしれぬ誰かさんよ
匿名希望さんよ
瞬間を生きよ
見逃さないように
よく見極めて
一瞬の輝きを
とらえて
生きなさい どうか今からでも遅くはないから
それが晩年あなたを満たすから。
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ふざけやがってと捨てぜりふをいう僕
過ぎ去る今日の後ろ姿 動じることなくその顔も見せず遠ざかってゆく
なんだこのひどい扱いは 僕を何様だと思ってるんだ
なんてまたえらそうに僕は何様になっていたんだろう 一体
とはいえ
悲しい気持ちが
今 胸にあふれた
こみ上げる切なさ
モザイクの砂嵐
偽りの王冠被り
訳もなく
責任 押し付け
非のないふりして
勝手気ままに
逃げてばかり
そんな自分を本当は叱りつけたいんだろう
でもながれる生活の中で誰かにうけた傷にさらに塩をぬるようなことは避けたかったから
なんてまた僕はバカなんだろうね
自分で自分に苛立って自分で自分を殴りつけたいけど痛いのはごめんだから
最後までそんなふうに僕は逃げ道を走りつづける日々
真後ろをついてくる不安と避けられない責任がそれにしても重い
大人も子供も関係ない
みんなみんな背負ってる 変わらないようで本当になにも変わらない平凡かつ平和ボケした毎日を
それでも傷跡は増える
いばらを歩いてるのと同じだから
痛くないはずはない
だから泣きたくもなるし本当に泣いちゃう日もあるんだ
暗い未来に暗い過去に無理やり小さな光を申し訳程度に当ててるような強がりをただ繰り返してやっぱりいつもの具合さ
僕は僕から逃れられない 僕が僕でいるかぎり悪者の僕も僕だからたまにはやっちゃうのね
舌打ちグットバイ
くすんだ夕焼け空
早く早く夕闇よ
僕の涙を隠してよ
そんな悲しい願いに身をまかせるような現状の現実の世界で四苦八苦
今僕が立っている場所
ちゃんと地に足は着いてるけどまるで生きてる心地無し
だからやむを得なく流れる涙 そしてため息
そんな僕に本当の明日をよこせよ
だれにともなく助けを求めた 深夜零時
なぜか零時
その一秒前の感覚までも鮮明に残ってる。
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人は本当にうれしいときそのうれしさを表現するために最高の笑顔を浮かべる
だけれど世の中はそんな最高の笑顔を浮かべたまま生きられる場所にあらず
だからほとんどはみんな愛想笑いで生きている 本当はね本当はね隠してるってだけで今すぐにでも泣き出したいんだよ
涙を隠し笑顔を偽り生きている愚かさも自分を守るためだとごまかして騙し騙し生きているうちに本当の笑顔を忘れたんだ
笑顔など自然に生まれるものなのにいつの間にか僕らは笑顔をつくるものだと愚かに勘違いをしていた
作り物の笑顔など造花も同じ
なんの価値もないよ
だから世の中なんて楽しくないならば笑わないのが正しいさ
楽しくないのに無理して笑えば人などすぐに愛想笑いがうまくなり無意味に愛想笑いに頼り人からの拍手をもらうために自分偽ってしまうから
愛想笑いでちょうどいいんだ
自分にも
他人にも
本当の笑顔など僕にはわたしには必要ない
必要なのは他人に拍手されるようなよくできた笑顔だけだ
そんな理屈などもはや常人のいうことではない
心からの笑いというのは作ろうとしても作れない
作れたなんて勘違いしてる笑顔はただの愛想笑い
本当の笑顔になんか及ばない似ても似つかない灰色スマイル
んなの消えちまえ
この世から
僕は殴られたほうがましさ
世渡りをうまくこなすやつなんか素晴らしいとは思えない
ああ 浮かべてやるぜ
本当にうれしいときだけは
だが覚えておけ
悲しいからこの笑顔は涙に濡れるんだ
ただそれを偽らせる世の中に笑顔など愛想笑いでももったないくらいだ
くれてやるよ
今の気持ちそのままの偽りのない華厳の滝より凄まじい涙を
感情笑いながら
隠して生きるくらいなら素直に心はだけだして自滅したほうが幸せだから
僕は笑いながら人気のない路地裏に静かに消えよう
笑顔と一緒に。
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長かった気がする
夏もあっという間で
今年も夏は遠ざかっていく 挨拶もなにもないままに
そんな毎年のことなどを切なく思うのは僕にもいまだわからない
まあとにかく暑くて寝苦しかった夜
部屋には旧式の扇風機が一台
幸運なことに僕のアパートは日当たりが悪いので太陽の被害は直接には受けなかった受けなかった
だけれどそれにしても暑い暑い夏でした
すぐに喉もかわくしすぐに汗が吹きだす
でももう残暑でザンショ
窓を開ければもう早いものでね
秋の風の匂いが香しい
自転車の重いペダル必死に漕いで無駄に長い長い坂道のぼった そんな思い出ともいえないくだらないシーンさえ今ではほほえましいくらいの記憶さ
退屈で憂うつなだけの夜を癒やしてくれるのさ
そんな夏の小さなお話が
かわいた胸を潤してくれる
まあなんにしても残暑でザンショ
夏も終わり
やがて秋がくる
しっとりりとした
風の中で去年のようなことを繰り返す
でもね新鮮なサンマ食べるのが楽しみだよ
さみしさとうれしさが絶妙に混ざり合ってきれいな思いとなり僕のハートを包んだ
また会おうね 僕の夏よ
そんなおざなりなことしかいえなくてごめんね でもまた会いたい 暑いだけだと勘ぐっていた夏は大事な記憶この胸に刻んでくれたから
この思い出だけで晩酌のつまみはいらないね
イカより枝豆よりも美味い最高の珍妙
夏の思い出
残暑だよ残暑ザンショ
それでも最後の最後まで味わい尽くそう
この夏を
しばらくはお会いできないから
もう少しだけこの暑さを体中感じてからでもバイバイは遅くないから
8月の終わりの夕暮れ時 涼やかな風に吹かれみとれる夕暮れ
心までオレンジに染めて流れるように空に消えてく夏の思い出をひとつひとつかみしめていた
縁側で小さな肘掛け椅子に座りながら過ぎ去る夏を感じた。
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悲しいことが世の中にはあるから
それをなるべく避けるように僕らは生きる
でも避けられない悲しみがあるから僕らは無傷では天に召せられぬ
笑って泣いて
しばらくすれば
また笑ってる
そんな毎日がただ
流れてく 流れてく
臆病なこの僕を
ひざまずかせながら
何が楽しいのか
僕を泣かせて
何が可笑しいのか
僕はたまに笑って
今日もまた日が暮れればお日様も沈んで空はあっという間にその色を変える
ただそれだけでなぜか切なさが一気に胸を締め付ける
この世界に生まれたことが正しいなら僕は今こんなにも生まれたことを後悔なんてしてないね
だけれど昨日の僕は嘘のように笑ってた
自ら笑えていた
なんのためらいもなく
だから悲しいだけの僕はきっと嘘でその日もなかったんだと
まるで昨日の涙を消し去るように明日の笑顔に満ち溢れた僕だけを信じて
自分が笑って生きられる日を真実と決めた
死にたいだとか縁起でもないことをいうくらいなら嘘でいい 悲しいだけの昨日なんて消えちまえ 跡形もなく
その影ごと
すべての涙を嘘にしてしまうんじゃなく悲しい涙とうれし涙を分けて
すべての笑顔は大切に胸に抱きしめて
流した涙と浮かべた笑顔の大差など気にしないでただ真実の日だけを心にとどめる
実は悲しいことや切ないことは覚えていようとしなくても忘れないものなんだ
逆にね楽しいことを記憶にずっと閉じこめていることのほうが難を極めるのさ
だから悲しくなるんだね ただの夕暮れひとつにしても僕ひとり切なくさせることなどたやすいこと
でも忘れないでいるよ
今日の日の悲しみ
今は忘れたくても忘れられぬ邪魔な記憶でもいつかはきっと思い出すきれいな思い出に必要な試練だったと思えるように願ってる
その日の涙や頑張りがただの嘘にならないために意味のある傷だと思うことにする。
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幽霊みたいなものだ
それは
認めることが大切なんだ
見たとかなんだの理由ではなくて
感じれなくたって否定したらおしまいだ
だから見えない可能性を信じるんだ
さながら幽霊みたいに
自分の実力だなんだを
まるで幽霊見たみたいにすぐに否定しないでせめて自分のことくらいは自分で助け舟出したりカバーしてあげないと自分が自分でかわいそうなだけだから
認めてやりな
助けてあげな
幽霊なんか
幽霊なんか
いないだ
知んないだ
言わないで
まだまだだ
次こそはって
それこそ死ぬまで
信じるんだ
強く願うんだ
手を離すな
自分と自分を繋ぐ
絆を捨てるな
死ぬくらいなら
生まれてないさ
だから
生まれた意味を
見いだす必要があるんだ
例えば見返りのない信じる気持ちがその意味だとしたら素晴らしい
幽霊みたいな影も形もなく目にも見えない輝きでもいいじゃないか
目に見えるものよりずっと尊いぜ
うらめしやって自分の中で化けて出てきている
妄想の中で僕はいつでもヒーローだ
悲しくてもそれでも僕はそんな見えない幽霊を信じたい
目にバッチリ見えるリアルなすべてよりも。
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世の中は辛く冷たいヤツらも住まういわば悲しみと隣合わせのため息がまるで霧のように包む場所だ
嘘はいわない
事実だけを伝える
だから
何かを糧というか
杖にしていかないといつ何時倒れても不思議ではない
そんな危険な場所だ
マニュアルなんか役にはたたず安全の保証なんかもちろんあるはずもない
世の中はそれだけ危険の温床だから
つまらない励ましは逆にありがた迷惑
感謝が生むのはもはや憎しみや苛立ちだ
なんの役にも立たないありがとうや愛してるもあるくらいだから外せない事実です
しかしながら
その冷たさの中でも僕らなんとか生きて生まれてから何兆何億万回となく息をしてきた
その勇気やその度胸は見上げたものだからぜひたまにはほめていただきたい
大統領にでもお役人さん総出で
なんて僕は自分の毎日をえらく評価している
それほど辛い場所なんだ
わかってほしい
気づいてほしい
生ぬるく重く深い
ため息に 表情に
例えば大好きな大好きな君よ
わけもわからない鉢の植物や熱帯魚なんかにうつつをぬかしてないで僕を見て
僕を見てほしい
そんな僕らが安全を保証していられるかぎり生きられる生き物より危険地帯に放し飼いの僕を抱きしめたりしてほしい
ヘルプ、助けての声はむなしくわびしいままに響く
自分の心の中だけで
それでも僕は見えない杖や見えない糧があたかもあるように自分に暗示をかけなんとかよちよち歩いてる
でもギリギリです
それでも死にそうです
野に放たれたウサギさながらに僕は毎朝毎晩ふるえてる
ガタガタ歯を鳴らすような寒い日はその時の温度以上の寒さで
さみしいひとりの夜はその時のさみしさ以上のさみしさに僕は襲われてる
いつもただあなたひとりがいれば解決するようなことなのにあなたは僕なんかより小動物をかまうのに忙しいようで。
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自信とは自分を信じることのことだ
ただそれを略しただけ
自分を信じることもできないやつに他人のことを信じるなんて無理だ無理だ
だから先ずは自分を信じる心 持ってみよう 少し重いけど
頑張ってごらん
僕から贈れるメッセージはたかがこれだけされどこれだけ
この言葉
どう受け取るか
あなたの自由
ただあなたには信じてほしい
せめて自分くらいは
ずっと自分だけとは付き合っていかなきゃならないから
自分を自分が信じられなかったら孤独なだけだから
せめて自分は自分のことを信じてあげよう
過剰なくらいの愛でもいい
自分はひとりしかいないんだぜ
簡単なことだろう?
ならばそろそろ気づけよ
難しくないはずさ
自分の存在に自分が気づくだけでいい
嗚呼 僕は 私は 俺は 紛れなく間違いなくここにいると思えたらそれは真実になるから
自分で自分の存在を認識できたなら自分ははじめて自分になれるから
自分というものをもう一度よく見つめよう
外側からじゃなく内側から自分を自分として
自信を持って自分自身に光をあててごらん。
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笑えない
笑えないぜ
そんな日には
無理に笑うな
無理に笑うとますます切なくなるよ
泣きたい
泣きたいよ
そんな時には
どうぞお泣きなさい
気持ちに素直になることが一番さ
気持ちを偽れ
支障が出るなら
感情さえ捨てちまえ
そんなふざけたことを平気で口走る世の中をうらめ うらめ うらめ 裏目裏目の毎日の中
嗚呼 良い人に見られなくてもいい
ただ素直に生きていたいだけだぜ
昨日涙の種を蒔いたなら明日は笑顔の花が咲くだろうと無理にでも思いなさい
それが自分自信を強くするための種になるから またその種が新しい花を咲かす葉っぱになるから
そしてやがて立派な花になり未来に大きくひらいてゆくから
あきらめないで無理はしないで大変だろうけど 自分はころさないで生きていけばいいのさ
優しい言葉
厳しい言葉
心の中で分別して
要らなけりゃ捨ててもいい
そうしていかなきゃ壊れちまうのさ
そうだよね?
人間なんて脆い生き物だからほんの小さな小石のような出来事でも命などたやすく消え去るから
どうか 笑えない気持ちなら笑わないでいたほうがいい
そうさ 泣きたいならば気がすむまで泣けばいい
それができたら僕は今頃そうしてるだろう
だけれどだけれど涙の種だけじゃ咲く花は悲しみの花だけだ
だからせめてその合間に笑顔の種を蒔いてそっと蒔いて明日にでもちょっと笑える余裕と満てんの笑顔じゃなくても50%の笑顔でもいいから
笑える余力を残して今日は泣きましょう
ちょっと難しいかい?
僕もそう思うよ
ただ 言ってあげたいのさ
涙ばかりの日々を咲かせてる人に
笑顔の種が咲かす明日をちょっとだけ
いまキミを悲しませてる通り雨がやめば
きっと心の中に咲く花がキミを励ますから信じてごらん
あふれる奇跡と自分の力を。
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昔近所に住んでたあのコと日が暮れるまで手を泥だらけにしてつくった泥ダンゴ
遊び終わったら再び土に戻す
僕の過去も泥ダンゴみたいにつぶれた
記憶はプリンみたいにすぐに崩れてしまう
氷が水になるように溶けて消えてしまう
大切だと思う記憶から順に
そんな夢
泥ダンゴをまたつくろう
忘れたこと思い出すために
公園に行こう
スーツが汚れてもかまわない
それよりずっと恥ずかしい子どもたちの真ん中で泥遊び
大の大人が必死で
変な目で見られることも気にしないで泥遊び
今 やっと思い出したよ 大切なこと
周りのいやな静けさはただひとり残されたはぐれ雲みたいな僕だけ夕暮れの下
オレンジ色に染まったほおをあたたかい涙が流れた こぼれた
明日もまた僕は大人なふりして中身はまだぜんぜん子どもで
それがどんなに幸せなことかわかった今日
ネクタイ締めてたって本当に大切なもの姿形じゃない心の幼さ 捨てずにいて良かった
何もかも大人になってしまったらさびしいからせめて中身はめちゃくちゃ幼くても大げさな話いいんだよ
涙が出るくらい
今日 教わった
昔の僕とそして名前を思い出せないかわいいあのコに
台所手を洗いながら微笑んだ。