詩人:どるとる | [投票][編集] |
予想にもしない
ことばかり
次々起こるから
対処の仕様がない
天気雨のようにまるで気まぐれな時のいたずらに翻弄され
ため息のつき場所も気持ちの持ってき場もないまま
昨日は咲かなかった笑顔の花
今日は咲くのかな
咲かせたいのは心から 心から 芽を出す本当の笑顔
咲かせるものはどこにある?
それは ありふれたもので構わないのに
目に映るもののほとんどは悲しいほど
きらめく 欲の塊で
金ぴかの 延べ棒みたいな 飾られたものばかりで
今日こそは心から笑えるかな
ぼくは心からそう思うんだ
ゆく宛もない明日に向かう場所を決めもしないまま
風はすぐにでも
吹いてきて
ぼくを急かすのに
急かすのに
屋根の上
回る 風見鶏さえ
役回りがあるのに
ぼくはなにを理由にここにいる?
闇をさまよい
光と影を行き来するだけのように思えるこの旅の意義は?
『楽園は 夢の果て』
脳裏をよぎる そんな弱音を ふりきることができるかな?
いくつもの 諮詢の果てに咲く花はどんな花なのかな?
答はいつも
ぼくという解答者の返事を待つだけ
ほら どうしよう?
時間は思った以上にせっかちだ。