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どるとるの部屋


[1118] 世界にひとりの人に贈る世界にひとつの愛の歌
詩人:どるとる [投票][編集]


この世界でいちばん愛しているのはぼくには君だけだよ
誰がなんて言ってもそれは間違いなく本当のことだ
だけれど言えないばかりに汚い嘘になりつつある言葉だ
消えない思いだけが
このぼくをいつまでも悲しくさせてる
はがれそうではがれない歯がゆいかさぶたみたいにかすかな痛みだけが残る
桜香る春の鼻先

ただいつまでもこうして君を遠くから見ていたかった
言わなければずっと君を好きでいられる
傷つくこともなく
君はいつまでもぼくの中で世界一好きな人のまま 美しいその像がぶれることなく微笑むから

何か勘違いしてたようだ
繰り返すひとりごとがあたたかな風に少しだけ 守られてる
ずっと君の微笑む姿を見ているだけで
季節は変わる
それなのに何も変わらずぼくはただひとりのままで
世界でこんなに美しい言葉があるのに
それさえ言えず
傷つくことにおそれてばかりいてうまく笑えもしない

題名をつけるなら世界にひとりの人に贈る世界にひとつの愛の歌ってのはどうだろう
長すぎかな
勿体ぶりすぎかな

でもそのくらい大げさな気持ちだってことは本当だから
届けたい 伝えたい
まっすぐに ただ
君の心に
その瞳に

ただいつまでもこうしていたって何も変わらない 悲しいだけ
だから ぼくは言う
君の笑顔 君の涙
完璧そうに見えてもこれだけは苦手ないわゆる弱点
君の好きなこと
君の夢 君のこれから
すべて ぼくが手伝えたら いいなって思ってるから
どうか こんなぼくのこと 知ってほしい

世界一 愛してみせるから
ずっと 永遠に愛すから
言葉はいつも嘘っぽくなるけど
世界一 愛したいんだ
世界一 愛されたいんだ
君にだけ

ただいつまでもこうして君を遠くから見ていたかった
そんなことさえ今ならば笑い飛ばせる
振り向けばいつも
夢見続けてた幸せが
ぼくに優しく微笑むから

世界一好きな人がほら。

2010/02/25 (Thu)

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