詩人:どるとる | [投票][編集] |
街はもうすぐすれば雪の中
通りを歩けば
靴は雪に埋もれる
喫茶店の窓から
見える景色は
街路樹を染める
朱や黄色の葉っぱ
それももうすぐすれば散ってしまう
ひとりぼっちが淋しくて 切なくて
買ったマフラーは押し入れの中
少し肌寒い
風に吹かれて
並木道のベンチに腰掛ければ
なんだかいい気持ちで眠くなってしまうよ
連休最後の休日に
僕は結局
何もせずに
ただ眠っていただけ
10月のカレンダーに
目には見えない
雪が降り積もる
太陽の光で溶けた雪が
しょっぱい水になって僕の瞳から流れる
まっすぐにウチへ帰ること
そんな簡単なことさえできなくなるほどさ
真っ白い雪景色の中に悲しみも喜びも全部埋もれてしまえば
なんとなく幸せになれる気がするよ
なんて微笑む
夜の片隅
星明かりに揺らめくはかなげな思いは
そっとまばたきひとつで心はふるえ宝石みたいな涙がこぼれる
ラララ 街は白い雪の中。