詩人:どるとる | [投票][編集] |
それは奇跡と呼ぶにはあまりにもきれいで
そんな曖昧なものではなくて
つまりあなたの笑顔
青空に浮かぶ雲がまるで海を泳ぐ魚のように
見えたその日には
あなたの瞳に恋をする
瑠璃色の季節がカレンダーを飛び出して
僕の目の前に白い粉雪を舞い降らせる
足跡を残していった
かわいらしい泥棒は
僕の心を盗んでいった
恋泥棒の名前は僕のよく知るあの子の名前
瑠璃色の季節がカレンダーの中に世界を押し込んで
美しい景色の中で
踊る二人に粉雪を舞い降らせる
キラキラと輝く
地面に光の粒子が
ちりばめられて
まるで夜空の星のようだね
瑠璃色の季節。