詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕に見せまいと
手のひらで隠してるけどはみ出してるのはバレバレだよ
とりあえず泣き顔を見せてごらん
恥ずかしがらずに
迷惑なんて 思わないよ
だから見せてごらん
今夜はめずらしく
満月だから
一緒に窓辺にふたつ椅子を置いて ふたりで月や星を見ないか?
なりは小さくたって
中身で勝負してる愛だってことを忘れないでおくれ
一寸法師だってさ
大きな鬼を打ち負かしただろう?
ふたりのひとみに今
うつっている数えきれない星の数だけあるのさ
僕が君を思うように
君が僕を思うように
この世界には今も
誰かが誰かを思うような 確かな愛があるから
僕らの中にも
愛があるように
風が吹けば花は揺れ
朝が来れば日が昇り
夜が来れば日が沈む
すべては繰り返すこと
愛が地球を回してる
少し大げさだけど
僕は限りなく
そう思うよ
守るべき愛を見つけた今はね
そうさ
誰かが誰かを思うように
たとえば 僕が君を
君が僕を思うように
それはごく自然に繰り返されるメリーゴーランドの要領で回る 時計仕掛けのデスティニー
君が僕を回してる
僕が君を回してる
本当は君に振り回されてる
それはそれはなんてなんて幸せなことだろうか
誰かに自慢したくなるね
でも僕と君だけの秘密さ
ずっと傍にいて
愛してるよ
僕に言えるのは
こんなことだけ
耳をすましてごらん
君を呼んでる僕の声
遠くから近づいてる
幸せという名の足音
天使の喇叭が美しく
鳴り響くのさ。