詩人:どるとる | [投票][編集] |
空き缶がリサイクルされるように
ペットボトルがリサイクルされるように
悪循環に陥ってゆく
絶望的なサイクル
意味もなく淡々と繰り返す
使い古されたジョーダンのように
それはゆるやかに流れてゆく
昨日まかり通った言い訳が 今日にはただの 戯れ言に変わり
忘れ去られた言い訳さえも 時間が経てばまた息を吹き返す
悪循環なこのループはつづいてゆく
誰かに頼りきり
誰かと踊るワルツ
絡み合う声と声
言い訳を肴に
飲み明かす真夜中
酔いはすぐに覚める
禁断症状は思考を狂わす狂気の試飲 身も心も精神も滅ぶまで繰り返される魔性のミサ
回りつづける 観覧車のように 僕らは 出会うべくして出会ったのさ
そして生きるべくして 今日を生きてる
意味など求めたところで幻
もう少し 酔っていよう
シワのない脳みそで考え得るかぎりの悪巧みと
悪魔の微笑みで
この世界にささやかな爆発を起こしたそのあとに
消えてゆければ
僕は幸せさ
日々ループする魔法の世界 右往左往していた僕ら ひとつになる
ここらで一発
かますのさ
そしてまたいつかの言い訳が誰かの判断力を鈍らせるように
真実を遠ざけてゆく
サヨナラ 貴重な僕の営みよ
ここからまた何もかも新しくなる
明日には 僕はまたひとつ 何かが違う僕なのさ
空き缶がリサイクルされるように
ペットボトルがリサイクルされるように
それはごく日常的に行われる簡単な処理
ボタンひとつで
つぎなる時代へ
ループする世界
見知らぬ世界へ
つま先が出た
途端に 物語は
急カーブをむかえる
その先にあるものは?はたして
意味もなく
笑うのはなぜ?
意味もなく
泣くのはなぜ?
ループし続ける世界
明らかになる僕の嘘
ほらね
連続するループ
なだれ込む情報の数 ハンパないことうけあい
ループに重なるループとループ。