詩人:どるとる | [投票][編集] |
人には誰にでも他人にはわからない痛みがある
いろんな悩みを抱えながら
いろんなことに迷って今日もなんとか家にたどり着けたよ
ここまで来るのに
たくさんの涙あふれた
たくさんの笑顔落とした けっして楽しいことばかりじゃないさ
それでも笑えというのかい?
傷跡を隠すように
笑えるか
笑えるか
僕は素直に泣きたいよ
雨が降るように
なんの遠慮もなく
僕の1日はまるで
たった数時間
自由を束縛されるだけなのに何年も自由を奪われているような感覚だ
何年分もの涙を流したみたいさ
何年分もの笑顔を落としたみたいさ
涙に濡れた時間は
悲しい運命にはこばれて
いつしか終わりを突きつけられるから
限りある命は限られた時間の中だけでその存続をゆるされる
今日も僕の24時間は涙にはこばれて
行って帰るだけの帰り道はただの夕暮れさえもなんてはかなく映すのか
人には誰にでも他人には言えない悲しみがある
僕にもある
できるものなら
見せてやりたいよ
でもわかってくれる人などいないんだ
いるはずもないんだ
果てしない孤独の砂漠を今日も僕は歩く
月明かりに照らされて
夜の匂い どこかで犬が寂しそうに鳴いている
僕と同じように
誰かの涙も
僕にはわからない
だけれど
悲しいんだろうな
切ないんだろうな
言葉にさえならないくらいなんだから
悲しくないはずはないね
切なくないはずはないね
今日も孤独の砂漠は僕を休ませてはくれないんだ
夢の中まで切なさであふれているよ
身も凍るようなつめたい月明かりに照らされて
僕の思いは 涙にはこばれて 消えました
跡形もなく消えました
突きつけられた
責任は重く罪名は正直すぎた自分を罰し
行く道行く道悪路が続く 理不尽な世の中の矛盾の風に吹かれて
黄昏 夕暮れ いつもの小径で誰もいないのにさも誰かがいるように手を振り笑ってみせる自分がとても悲しかっただけ。