ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 観覧車

どるとるの部屋


[308] 観覧車
詩人:どるとる [投票][編集]


廻る命は運ばれて
再び新しい命を乗せる
観覧車のような時の交差は続く
いつかあなたを乗せて
いつかあなたをおろす
そんな日が来るまで
観覧車からは名前も聞かず聞かせずただ仕事を続ける

廻り続ける観覧車の役割を果たす

いつかその身が錆び付いて動かなくなるまでは観覧車は廻り続ける
命を運んで
そしておろして
規則正しく
ただ廻る
ただ廻る。

2009/10/15 (Thu)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -