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どるとるの部屋


[3205] 1999年〜冬
詩人:どるとる [投票][編集]


木枯らし吹きすさぶ季節は切なくなる
ひゅるり 風に吹かれただけで 悲しくて悲しくて仕方なくなる

ただ いつものように愛は季節を越えて 時代を越えて いつまでも続いていたね
でも唐突に終わりはやって来るんだね
素っ気なくさよならなんて それだけで終わった

君の瞳もまともに見つめられないまま
煙草をふかしていた僕に 冷たい視線が突き刺さる 僕は何も言えなかった

それはまるでドラマのような恋だったのに 現実に戻ったように やがて訪れた二人の恋の終わり
夢から覚めたように別れた

木枯らしが吹く寒い11月の終わり
永遠に思えたはずの
終わらないはずだった物語は終わった

そして完結へ
ピリオドは打たれた
もう君の背中も見えない

僕はひとり また木枯らしの中へと帰る

今年もまたやって来るんだね

寒さが心にもこたえるだろう。

2011/09/02 (Fri)

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