ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > ありふれたラブストーリー

どるとるの部屋


[3256] ありふれたラブストーリー
詩人:どるとる [投票][編集]


生きることを 型にはめちゃいけない
自由気ままに生きられなくなるから
いつか命は放っておいても時間の力に負けてはかなく散ってゆくから
一度しかない人生を好きなように生きて何が悪い
傷つくことも
悲しむことも何も恐くない
だから僕はここでこうして
笑っていられる

時々悲しすぎて
もう何もかも
投げ出してしまいたくなるけれど

それでもそれでもって 何度も自分に言い聞かせて ここまで自分の足で歩いてきたことを誇りにして
絶え間なく続く物語の続きを描いてゆく

時として悲しい人生も
時としてなんと素晴らしい人生であることか

間違いや失敗を恥じることはないよ
誰にでもあることさ
大丈夫だよ 優しさを忘れたら 人間なんて欲と悪意の塊だから
今日も誰かを愛して
人のぬくもりや優しさに触れることで
あなたに優しくなれる僕でいられる

汚れのない心でいることは難しいけど
たとえばこんなふうに大好きなあなたを
心から抱きしめて
心から愛せたなら
これ以上の幸せはきっとないから

時として傷つけあうこともあるけど
時としてその傷のひとつひとつが大切な何かを教えてくれることもある
僕は今日もあなたを愛してる

変わり映えしない日々でも愛があるなら
それは素敵な物語になるでしょう

めぐり会って いくつもの時間を重ねて
やがて愛を育み 手を取り合い ひとつの屋根の下で暮らす
ありふれたラブストーリーの主人公とヒロインでいい

それだけで今日も幸せ
続いてゆく日々よ
頼りない主人公だけど ヒロインはあなただけ

愛してる。

2011/09/18 (Sun)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -