ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 遠近法

どるとるの部屋


[3496] 遠近法
詩人:どるとる [投票][編集]


遠くから 見ても
近くから 見ても
つかず離れず
僕のそばに
いつもいる人よ何故にそこにいるの?

景色に
奥行きがあるように
見せる遠近法のように 君にはどこまでも広がる魅力がある

好きだよ 愛してる
その心の闇さえも
すべて受け入れよう

遠くから 遠くから
僕を見つめるそのまなざしはまるで近くにあるような
そんな愛がある

そばにいるのに
こんなに近くにいるのにね 心はたやすく離れてく
そして僕らたまに
互いの心傷つけあうそんなときがある

そばにいすぎたのかな
近すぎるのかな
僕らは幸せなのに
なぜだかたまに ひとりになりたくなる
わがままに背中見せて 強がる君に 僕は何も言えないまま
静かに見送った

それでも好きなんだ
君だけが僕のすべて
近くにいるんだから
わからないことなど何もないさ
大切なことはいつでも目の前にある君の瞳が その笑顔が
涙が 教えてくれるから

遠くから
遠くから
見つめてるのに
近くに
近くに
あるように
見える遠近法のように本当は本当は
息もあたるほどそばにいるのに 気づかないふりなんかしてる
僕はばかだよね
ごめんね
愛してる

そばにいるのに
こんなに近くにいるのにね 心はたやすく離れてく
そして僕らたまに
互いの心傷つけあうそんなときがある

そばにいすぎたのかな
近すぎるのかな
僕らは幸せなのに
なぜだかたまに ひとりになりたくなる
わがままに背中見せて 強がる君に 僕は何も言えないまま
静かに見送った

そばにいる君に
何ひとつ言葉はないけど それでも黙ったままでも伝わる何かがある 僕らはそれを愛と呼んでいるんだよ

そばにいる君だけに
君だけに伝えたい
届けたい 届けたい
思い抱えたまま
遠近法を無視して
平面のような
単純な毎日の中
君の心ごと 抱きしめるんだよ

抱きしめるんだよ。

2011/12/08 (Thu)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -