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どるとるの部屋


[4062] おならのうた
詩人:どるとる [投票][編集]


それはまるで
おならのようなもの
自分の恥を聞かれてしまうよう

幸せの匂いがする
どこからか漂ってくる
君からしてるよ
笑ってるから
おならの匂いがするよ
恥ずかしがらずに
自分は人だと言おう
涙も出るだろ おならだって出るさ
嘘もつくだろ おならだって出すさ
それは自分が人だというあかし

おならをするように笑ってみせる
どこにいても 何をしてても
人の中でも笑ってみせる
人の中でも泣いてみせる
おならをするように
恥ずかしがらず
夜も朝でも 誰といっしょでも
君の隣でふざけてみせる
君の隣でカッコつけたいよ

幸せの匂いさせながら

おならが出ると どんなに真面目な人も常識にまみれた大人も顔を赤らめて 思うだろ
自分も他の人と変わらない人なんだってこと

おならが出ると 僕も思うよ 臭いのほかに言うことがないけど
その臭さが たまらない 僕が僕に語りかけてくる なんとなく思うよ 僕もあなたと同じ人なんだってこと

だから恥ずかしくなんかないさ 僕は恥をしのばず おならをするように生きてみる。

2012/07/22 (Sun)

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