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どるとるの部屋


[4212] からっぽ
詩人:どるとる [投票][編集]


空いた電車の中
流れる景色を見ていた
移ろう季節は
少しずつ色あせる
どうしようもなく
美しく 淋しげに

からっぽの心
あいた穴を見つめて
当たり前だと思っていた存在をなくした時 はじめて何かがいけなかったような気がした

楽しくないな 独りじゃ 食べるのも笑うのも
背中合わせの日々
やっぱり もう一度君の笑顔を見たい

この淋しさを嘘にする あなたの声が 言葉が明日の景色変えるから

からっぽのこの心に
愛を 注ぎ足して

空いた電車のような寂しげな日々に
もう一度 にぎやかな毎日を 願うから。

2012/09/04 (Tue)

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