詩人:どるとる | [投票][編集] |
悲しみの雨に濡れている心は
静かに目を閉じて暗闇の中に目を凝らす
耳をすましてみればかすかに聴こえる
大好きなあの人の声が僕を暗闇から救い出してくれる
絶えず繰り返すように
寄せては返す波のように
何処までも続くような果てしない
道を歩いてゆく
涙が出そうなときは我慢しないでさ
自分の心に素直になって泣きなさい
暗い夜が明けるまで
この雨が降り止むまで
そして涙が空っぽになったら
その時こそ笑うんだよ
その時こそ笑うんだよ
何を泣いているんだろう
生きることなんて辛いことばかりだよ
まだ半分も歩いていないっていうのにね
少し冷たい風にさらされただけで
もうすべてが台無しになったように君は言うんだよ
日が昇っては沈むようにね
いいときもあればわるいときもある
そんな簡単で単純なことが時々見えなくなる
誰かの言葉にさえ耳をかせないときは
ただひたすら自分の胸の音や涙が流れる音を聴くんだよ
そして昨日より少しだけ 空が晴れたら
その時こそ 歩き出すんだよ
その時こそ 前を向くんだよ
まるでこの世はメトロノームのよう
雨が降っては晴れての繰り返しだ
そんなものにいちいち目くじらたててなんかいられない
涙が出そうなときは我慢しないでさ
自分の心に素直になって泣きなさい
暗い夜が明けるまで
この雨が降り止むまで
そして涙が空っぽになったら
その時こそ笑うんだよ
その時こそ笑うんだよ
その時こそ 歩き出すんだよ
その時こそ 前を向くんだよ
青い空を見上げてみるんだよ。