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どるとるの部屋


[5525] 14歳
詩人:どるとる [投票][編集]


この胸を つらぬいて
深い傷跡をつける
悲しみにそっと僕は話しかけてみる
ねえおまえは僕が死ぬまで
ずっとどこまでも僕の隣にいるのかって

なんてことのない景色の中に滲んでる
なんてことのない夕暮れが今日はなぜかいつもよりきれいで

悲しみを知ってまたひとつ人は
強くなっていくよ
他人の痛みを知るから はじめて人の痛みに気がつけるよ

うねるようなこのめくるめく時代の中で
どれだけ変わらないでいられるかが
これからの僕たちの課題だね

人波に消えていく君の小さな足音
やがて誰も知らない未来へと遠ざかる

14歳の君がいたよ。

2014/07/15 (Tue)

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