詩人:どるとる | [投票][編集] |
ねえ僕はまっすぐ歩けていますか?
自分じゃわからないから教えてよ
鏡に映した僕は なんて無様なんだろう
醜い心が はみ出してしまってる
どんなにきれいな 服を着てみても
どんなに笑ってみてもどこか ゆがんで見えるのはなんでかな
当たり前なことが当たり前じゃなくなっていく
この病んだような世界で うまく生きるには
何が求められてるか僕らは知りすぎている
心優しい人よりも 手先の器用さばかり
頭の賢さばかり 望むなんてあまりにむなしくないですか?
ねえ 言われたように歩いていくのは
案外 難しいよ 線からはみ出さないで
口紅をひくように 塗り絵のように
用意された下書きをなぞるだけの
吐き気がするほどのつまらない
生き方をするくらいなら 脱線して 獣道を 歩きたい
正しさなんて 融通が利かない 聞く耳を持たない人の言い訳さ
僕は僕の心に 従って 生きていくことこそが自分だと思うから
後悔したって 選んだ道に悔いはない
心優しい人が 指を差されて笑われる 世界になんか 笑われる筋合いはないのです
時折、歩みを止めて立ち止まる時
僕は 空を見上げて 静かに目を閉じる
風の流れの中で 生きてることをもう一度確かめるように
当たり前なことが当たり前じゃなくなっていく
この病んだような世界で うまく生きるには
何が求められてるか僕らは知りすぎている
心優しい人よりも 手先の器用さばかり
頭の賢さばかり 望むなんてあまりにむなしくないですか?
だから、僕は 世の中にふさわしい人というよりも何より心優しい人でいたい。