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どるとるの部屋


[6148] はじめての友達
詩人:どるとる [投票][編集]

はじめて 君に出会った日のことを覚えているかい?遠い遠い昔のことだよ
あの日あの時からはじまった僕らの物語
涙も笑顔もごちゃ混ぜの忙しないストーリー

今までいろんなことがあったけれど
今にして思えばすべて楽しかった思い出のように思うんだよ

君が居なくちゃ僕なんてさ いる意味がないよ
ひとりで笑ってたってちっとも楽しくないから
君がそばにいてくれなくちゃ 僕は寂しすぎて
泣いちまうよ だからそばにいて僕の友達よ

夕暮れ 誰もいない公園でシーソーしたよね 君と向かい合わせで
好きだとか 嫌いだとか曖昧な年頃
だけれどなんとなく頬を赤く染めていた

君の笑顔がいつもそばにあったこと
今にして思えば当たり前みたいに思っていた気がするんだよ

いつまでもずっと一緒にいられると思っていた
だけれど気づくと君はいなくて 名前を呼んでも
君は返事をしてくれなくて
面影に話しかけていた 幻のように消えちまった友達よ

引っ越しのトラックが茜色の空の向こうに消えてく
窓を開けて君が手を振っていたあの日の二人の涙
「またいつか会おうね」約束したからきっとまた会えるだろう

君が居なくちゃ僕なんてさ いる意味がないよ
ひとりで笑ってたってちっとも楽しくないから
君がそばにいてくれなくちゃ 僕は寂しすぎて
泣いちまうよ だからそばにいて僕の友達よ

いつまでもずっと一緒にいられると思っていた
だけれど気づくと君はいなくて 名前を呼んでも
君は返事をしてくれなくて
面影に話しかけていた 幻のように消えちまった友達よ

互いに忙しくてなかなか会えないでいるけどいつかきっと会おうと約束した
僕のはじめての友達よ。

2015/03/14 (Sat)

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