狭い世間の隅に蜘蛛の巣を張って生きてるんです弱いくせによく吠える正しさとか大切にしたいのにきれいごとと笑われたら元も子もないこの街の人波に流されてゆく記憶の一番奥の引き出しにしまわれたままの思い出忘れたふりをすればするほど悲しくなって今日も夕日に染まってく街並みを遠く眺めながら悲しみの置き場をどうしようか考えているのです。
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