詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
目を閉じてみれば
僕もたくさんの人の中のちっぽけな存在
どんなに威張ったって強がったって弱さは隠せないよ
なんとなく 過ぎてくだけの日々の中で
ふいに誰かの優しさに包まれたときいろんなことに気づかされる
僕は愛されてるって気づく
僕は幸せだって気づく
僕は一人じゃないって気づく
僕も誰かを愛せるって気づく
僕も誰かを幸せにできるって気づく
僕も誰かといたいって気づく
耳をふさいだら
音や声が消えた世界に寂しさが広がった
孤独なんていいもんじゃないよ 一人じゃ何もできない
どうしようもなく 受け入れた痛みなのに
痛みは積み重なってやがて 高い高い塔になった
僕は愛されてるって気づく
僕は幸せだって気づく
僕は一人じゃないって気づく
僕も誰かを愛せるって気づく
僕も誰かを幸せにできるって気づく
僕も誰かといたいって気づく
死ぬ理由を探せば探すほど生きたいんだって気づく
だからもう少し悪あがきをしよう 万策尽きるまで。