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どるとるの部屋


[6363] あのね
詩人:どるとる [投票][編集]


今日も日が沈めば家路を歩いてる
僕は君に 手を振りながら さよならと笑う
隠した気持ちは ただ風のように
誰にもさわれない
僕にもさわれない

あのねって 呟けばまた 弱気になって
恥ずかしさに 簡単に追い越されてしまう
難なく負けてしまうよ
好きなことを伝えたい ただそれだけなのに
どうしてこんな簡単なことが言葉に出来ないのかな

夕暮れになるとどうしようもないほどに
悲しくなって 寂しくなってしまうんだよ
でもその悲しみの中には優しさがあって
明かりのように灯って
行く先を照らしてくれる

あのねって言ったけどそこから先が続かない
愛のなんたるか そんなものわからないけどこんな気持ちにさせてくれてありがとう
好きな気持ち 持ち続けているのもいいさ
いつ咲くともわからないつぼみをひたすら見つめる日々

同じところをぐるぐると
回り続けています
地球の周りを 太陽やほかの星が
回ってるみたいに
僕らは 朝が来ても
夜が 来ても
悲しいくらい
一人にはなれない
同じ星に生きてても
必ずどこかですれ違う
届かない思いを残してしまう
それでも時は 先を急ぐように流れてく

あのねって 呟けばまた 弱気になって
恥ずかしさに 簡単に追い越されてしまう
難なく負けてしまうよ
好きなことを伝えたい ただそれだけなのに
どうしてこんな簡単なことが言葉に出来ないのかな
この手を伸ばせば
届く場所に君はいるのに。

2015/07/02 (Thu)

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