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どるとるの部屋


[6787] ギンガ
詩人:どるとる [投票][編集]


旅のはじまりはいつも 気まぐれカザミドリ

旅立つのならば 鞄にはありったけの夢を

誰かが 置き忘れた地図の向こうへ イメージを旅させる

さよなら だんだん遠ざかる生まれた街

僕は手を振らずにそっとまぶた閉じた

夜空のような暗闇の中に浮かぶ光は

銀河に渦巻く星々のまたたき

それは積み重ねたいくつもの思い出

別れの悲しみは言葉にせずにいよう

どっちつかずの表情で旅立つ僕を見送る

人は誰も旅人知らないことを知りたいと思うとき旅が始まる

さよなら 窓に映る景色が変わっていく

いつまでも変わらないものを探すほうが

変わってくものを探すより難しいくらいで

宇宙を旅する小惑星 が語る旅の話を

風のささやきや木漏れ日の呟きに聞く

募る思いも連れて

今、確かに 生まれ変わる

昨日より 今日よりも

何かが違う 明日へ

託す思いをそっと夢色に染めて

さよなら だんだん遠ざかる生まれた街

僕は手を振らずにそっとまぶた閉じた

夜空のような暗闇の中に浮かぶ光は

銀河に渦巻く星々のまたたき

それは積み重ねたいくつもの思い出

二度とはない 僕だけの旅の足跡(そくせき)。

2015/11/09 (Mon)

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