詩人:どるとる | [投票][編集] |
橙の空が うなだれた街を抱きしめている日暮れ
言葉にすれば ただ悲しみがほほをなだらかに伝うだけ
誰かと誰かの別れ際
交わした また明日の声が
チャイムの音に 重なるとき
僕は目を閉じた あなたの
下手くそなイメージを描いて
明日の笑ってる 君の顔を映した空が
夜になって 星を降らせたら
少しだけ 胸の奥があったかくなったよ
途方に暮れた 雨どい
開けたままの 窓
ひび割れた 硝子
夢から覚めた あとのしばらくのまどろみ
ぽつりぽつり 点く街明かり
僕は目を閉じた あなたの
下手くそなイメージを描いて
明日の笑ってる 君の顔を映した空が
夜になって 星を降らせたら
少しだけ 胸の奥があったかくなったよ
別れたそばからあなたに会いたくなったよ。