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どるとるの部屋


[7479] 東京の夜
詩人:どるとる [投票][編集]


地下を通る もぐらみたいな列車に乗って
どこへでも行ける 今は28世紀 誰もが夢見た未来
子供たちが画用紙に描いた未来

相変わらず不便なことはあるけど
それがまた味があっていいでしょう

また今日も 僕は文句をこぼしながら
残業帰り 疲れた顔をして家に帰る

窓の外はきらめく夜の街
涙さえも 光って見える

ビルが放つ七色レーザービーム
加速する気持ちを盛り上げる

ほらね いつも見ているはずの街が
夢の世界に早変わり

カクテルの余韻に酔いながらふらふら

いつもみたいに くだらない冗談で笑わせてよ
誰にでも 尻尾を振るくせによくいうよ

今夜だけは 時計なんか 放り投げて
夜明けなんか 来ないつもりで遊ぼう

東京の夜は 君を離さない
どこまでも 君を惹き付けてく

体中の熱が 夜気に奪われてく
3月とはいえ 夜になるとまだ寒い

ほらねいつも見ているはずの街が
夢の世界に 早変わり

いちにさんのリズムで 世界が
朝から夜に ひっくり返る
神様が出し惜しんでる魔法が
今さら その力を 見せつける

窓の外はきらめく夜の街
涙さえも 光って見える

ビルが放つ七色レーザービーム
加速する気持ちを盛り上げる

ほらね いつも見ているはずの街が
夢の世界に早変わり 。

2016/03/12 (Sat)

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