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どるとるの部屋


[7480] 春を数えて
詩人:どるとる [投票][編集]


バイパス沿いにある喫茶店を
通り過ぎて踏切を 渡る

公園を埋め尽くさんばかりに
華やいだ木々の見事なこと

僕の指では 足りないほどの
たくさんの春を数えて
少しずつ大人になる 僕

ブラックの珈琲が飲めるようになったよ
自慢できるのは 今はそれくらいだ
そしてまた ひとつ移り変わる季節
空から落ちた光が 手のひらの上で遊ぶ。

2016/03/12 (Sat)

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