校舎に落ちる影と 避雷針に突き刺さる太陽
校庭のデイドリーム 図書室のシェイクスピア
いにしえのプライドと
死神の好きな音楽
ゆらゆら夢の中をさまよい歩く
日曜日の 死にたくなる程の退屈よ
たとえば路地裏に渦巻く闇と
残されたいくつかの痛み
ただなんとなく
逆らっていたいのさ
ただ それとなく
浮いていたいのさ
あともう少し足りない言葉を
つなぎあわせて 切り刻んで
ただ いつになく
遊んでいたいのさ
ただ どことなく
冷めていたいのさ
この世界の都合に振り回されるなら
僕は誰かの足元に座る影になる。
2016/04/06 (Wed)