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どるとるの部屋


[7611] 東京の夜
詩人:どるとる [投票][編集]

水色の空が電車の窓に映る
いくつかの色と音が 街を染める

にぎやかな表通り リズムがとれそうな
いろんな 文化が集まって 出来ている

なんだかどこか 悲しいようで
どこか そわそわして 落ち着かない心

振り子のように 行ったり来たりする

東京の夜はカクテルに沈んで
グラスを傾けて 余韻に酔いしれて

七色の夢の途中で目覚めて
気づいたら 月は頭の上まで 昇ってる

行く宛のない 旅に理由をくださいな
今に意味のなさに 呆れ果てしまうよ

目を見開いて 確かに見届けてみよう
光と影の交差する ゼブラ模様の世界

なんだか いつになく 落ち込んでて
昨日より少し あとひとつ何か足りない

悲しみと喜びで 混ざりあって目眩がする

東京の夜は あっという間に過ぎてく
悲しむ暇もない 笑う暇もなさそうだから

雨に濡れた昨日の僕の涙を
忘れたように 語るのは今日限りにしよう

時計が回る 夜が明けて まばゆい光で
目が眩んだら 上手に 狂ってゆこう
この街の色と 混ざって 跡形もなし

東京の夜はカクテルに沈んで
グラスを傾けて 余韻に酔いしれて

七色の夢の途中で目覚めて
気づいたら 月は頭の上まで 昇ってる。

2016/04/08 (Fri)

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