詩人:どるとる | [投票][編集] |
少しだけふるえた声に寂しさが見えたよ
離さないようにぎゅっと握った手と手
まばたきだけで 目を開けたら 昨日のまでの世界とは
まるで違う 世界がそこにあって
小さな発見も未来を照らす光になる
今や月を歩くような時代さ
笑われるかな こんな行き遅れたような僕を
計算された何かより宛もない想像を 大切にしたいよ
夜は どこまで行っても夜だけど
つながっているのは電波なんかじゃなく
心に結ばれた 目には見えない つながりだと信じたい
あなたが思うことは誰かも思うこと
僕らは離れてるようで気づかないところで
ちゃんとみんな つながっているんだ
窓の外を過ぎてく景色に ネオンが反射する
まぶしくて目を伏せた 瞬間の隙をついて
僕にとりついた 悲しみがやけに 僕をセンチにする
待ちくたびれた 長い長い 待ち合わせ
時計はもう一周余計に回ってるよ
少し 曲がりくねった 地下鉄に乗って
ひたすら地下を くぐってゆく
メトロの闇に消えたため息の先を
目で追って 名前もない感情にもの思う
誰かの温もりに寄りかかっていたい
弱い部分もちゃんと見せてね 強がりはここらへんにして
冷めていても 涙を流せるだけマシかな
あとはひたすら落ちるだけの 毎日
ならば簡単 落ちてゆこう
そして一番 底にある光に出会おう
夜は どこまで行っても夜だけど
つながっているのは電波なんかじゃなく
心に結ばれた 目には見えない つながりだと信じたい
あなたが思うことは誰かも思うこと
僕らは離れてるようで気づかないところで
ちゃんとみんな つながっているんだ。