詩人:どるとる | [投票][編集] |
絵日記に 書き付けたひと夏の物語
たくさんの足跡で埋まってく記憶
波打ち際にたたずんでるパラソル
砂の城をこしらえる
君の小さな白い背中を見てる
ひまわり畑を 駆け抜けて 風になった
風になった
君を自転車の後ろに乗せて
夏を 追い越さんばかりのスピードで
そのうち羽が生えて飛ぶんじゃないかって
思うくらいの ささやかな幸せに 心は数センチ浮わついたまま
僕だけの ダンデライオン そばにいて
笑っていて たまには泣いてくれてもかまわないから
僕に忘れられない夏をください
水着で決めたビーチ 裸足で駆け出す
転ばないでって言ったそばから転ぶ
アルバムには しまいきれない思い出
この先の道は渋滞が予測されます
ラジオが 伝えた余計な報せ
歌でも歌おうか 自由な言葉とメロディで
君の心に 消えない思い出を 刻んでやる
あの空を追い越して坂道の向こうまで
君を自転車の後ろに乗せて
夏を 追い越さんばかりのスピードで
そのうち羽が生えて飛ぶんじゃないかって
思うくらいの ささやかな幸せに 心は数センチ浮わついたまま
僕だけの ダンデライオン そばにいて
笑っていて たまには泣いてくれてもかまわないから
僕に忘れられない夏をください。