今日 できたことが明日もできるかなページは捲られていく 読む人がいる限りは物語は 人の頭の上に 雨を降らし 陽射しを 落とし風を吹かせ 光を 散らばして日は昇り やがて沈み 数千の夜が過ぎ数千の朝を迎えた活字は 降るよ 物語を読む人の頭の上にでもこれは 読むのではなく理解すること目を閉じても耳をふさいでも 意味はない「世界はいつも僕と共にあるのだからね」
[前頁] [どるとるの部屋] [次頁]