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どるとるの部屋


[8064] 夜明け前
詩人:どるとる [投票][編集]


夜明け前の町を 見下ろす曇りのない瞳が
遠くの朝を見つけたとき夜明けは来る

何よりもまず先に抱いたのは夢などではなく
見えない明日を恐れる不安だ

つま先から踏み出す一歩で いくらだって変わる未来を
これから いくらだって 変えていける その可能性を秘めてる

いつどうなるかわからない運命なんて 鼻で笑って
そして見つけた自分だけの 何かを たずさえて

スタートラインはいつでも足元に引かれてんだ
スタートの合図は 心で鳴らせ

まだ覚めない夢の中でさがし続けてる
宝物は 誰がないって決めつけるんだ?

旅立ちを決めた朝 新しい靴を買った
その靴が 傷だらけになる頃 僕は理想を手にしてるかなあ

テレビの中のヒーローはいつでも 正義を胸に闘ってた
信じるもののためなら 傷つくことなんて恐れない

何が正しいかより 何がしたいかですべてを決めろ
それで得た 結果をうらむようならお前はそこまでだ

ゴールなんて 本当はどこにもない 諦めなければいつでもこの瞬間が スタートだ

拳を濡らした涙はいつか 君を強くする
己の弱さを知ることはつまり 強くなるための大事なステップ

つま先から踏み出す一歩で いくらだって変わる未来を
これから いくらだって 変えていける その可能性を秘めてる

いつどうなるかわからない運命なんて 鼻で笑って
そして見つけた自分だけの 何かを たずさえて

スタートラインはいつでも足元に引かれてんだ
スタートの合図は 心で鳴らせ

どうせなら 高らかに鳴らせ
まるで自分を讃えるファンファーレみたいに。

2016/07/19 (Tue)

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