詩人:どるとる | [投票][編集] |
瞼閉じれば スクリーンに映る
思い出が 記憶を回想していく
この手に 灯っていた温もりは
短すぎる 命を抱えていた
時は待ってくれず
僕の前から 消えたあなたの笑顔
一緒に並んで歩いた
あの桜並木に 吹く風は切ない香り
思い出す度 あなたに会いたくなる
君の好きだった映画の三作目が
テレビでやってたよ 出来はいまいち
素直になることが 恥ずかしかったよ
でもこんなことになるなら もっと
君に優しくすればよかった 今さら後悔しても遅いのに
もう 桜は散って久しいけれど 緑の中でも 思い出せるあの笑顔
この世界で一番価値のある宝石
観覧車に 乗って街を 一望
見下ろした街に 明かりが灯る
今日は君の誕生日
一人 おめでとうと呟く
一緒に並んで歩いた
あの桜並木に 吹く風は切ない香り
思い出す度 あなたに会いたくなる
もう会えないのにおかしいね。