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どるとるの部屋


[8135] 手の鳴るほうへ
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


あばれる海風 まだ白知らない
新しい冒険が僕を呼んでいる

君の手を ぎゅっとつかんだら
もう 帰ることのない旅に出よう

カモメの群れを 追い越していく
揺らめく旗には 誓いを込めた

今まで 流した涙 同じだけ浮かべた笑顔
出会いと別れ そのすべてを 背負い船は進む

どくろのマークが 不適に笑っている
恐れるものなどとうに忘れちまった

ちゃちなプライドなんて捨て去って
楽しむためだけに この世界を航ってく

羅針盤はいつだって沈まない太陽
手の鳴るほうへ ただ導かれていく

「昨日の友は今日の敵」なんて言葉がある
でも そんなの嘘さ 僕らは友達のまま

心が 抱いた傷跡を愛すことができたら
人はまたひとつ強さを手にする

夢を語り合った 今日を忘れないでいれば
同じ旗の下に集まった日が思い出になる

一歩ずつしか近づけないのが夢だから
どれだけあるのか計れない距離でいい

「なりたいものになるんだ」
そう決めたときから人はもしかしたら
なりたいものになるための 種を宿すのかも知れない
その種を育てていくことこそが
僕の当面の目標だ

どくろのマークが 不適に笑っている
恐れるものなどとうに忘れちまった

ちゃちなプライドなんて捨て去って
楽しむためだけに この世界を航ってく

夢を語り合った 今日を忘れないでいれば
同じ旗の下に集まった日が思い出になる

一歩ずつしか近づけないのが夢だから
どれだけあるのか計れない距離でいい。

2016/08/07 (Sun)

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