詩人:どるとる | [投票][編集] |
とれかけたボタン かろうじて
切れてない糸でつながっている
疲れはてたように 過ぎてく人波を
上手に避けながら 僕は生きてく
日の沈んだ 空を見上げたら
夜のとばりが降りてきた
嘘をつくことに 慣れたくない
嘘をつかれることにも慣れたくない
いつの間にか 孤独が平気になった
寂しさなんて忘れてしまったように
数えてた星 途中で見失って
夜が手のひらに降りてきた
言葉と言葉をつないで
同じ時間を重ねて
昨日より 今日より
明日は もっと笑えるんだ
疲れはてたように 過ぎてく人波を
上手に避けながら 僕は生きてく
日の沈んだ 空を見上げたら
夜のとばりが降りてきた。