詩人:どるとる | [投票][編集] |
枯れ葉が 舞う道の上に冬が降りてきて 寒そうに 君は襟を立てた
自販機で 買ったばかりの珈琲を飲んで
温かいねって 笑ったのは昨日のようだ
背中あわせでも互いの心が見えていたのに
僕らは 醜ささえも見つめてしまった
君が好きだったあのメロディと レコードを道連れに
風の中に 歩き出していこう
いくつもの言葉を知っているのにな 知っているつもりだっただけ
最近嫌なことばかり 続いていたから
ため息でもつかなけりゃやっていけない
どうして僕は悲しい歌なんか歌っているんだろう
手放せない 涙が語りかけてくる
覚えたての メロディと あのコードを 抱きしめて
闇の中に 駆け出して行こう
背中あわせでも互いの心が見えていたのに
僕らは 醜ささえも見つめてしまった
君が好きだったあのメロディと レコードを道連れに
風の中に 歩き出していこう。