ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > あなたの声

どるとるの部屋


[8450] あなたの声
詩人:どるとる [投票][編集]


あなたの声が 聞こえる場所で
今日も 僕はただ 笑っていたい
そう願う僕の 胸に咲いた花の名は恋

夕日が眩しくて カーテンを 閉めた夕暮れ
カーテンの隙間から見えた 迫る夕闇が

まるで あっという間の出来事のように

長かった一日を さらっていったよ

笑ったこと 泣いたこと
腹が立ったこと

全部 教えてよ 僕の知らない君の一日を

あなたの 笑った顔がもっと見たくて
ついついね 自分が悪くなくても
「ごめんね」って謝ってしまうんだよ

でもそのくらいなんでもないことさ
お安いご用だよ 君が幸せなら
僕は明日も こんな感じでいこう

雨は夜を 通り過ぎていくだろう
明日の朝には 降りやむらしい
今日の雨がまるで嘘みたいにさ

言葉がうまく出てこなくて黙ってしまう
でも気づいたんだよ言葉にするだけが 伝えるすべではないこと
大事なことは 黙ったままでも
手のひらを伝って 届くぬくもりがある

あなたの 笑った 顔が 僕に元気をくれる
本当は悲しくても 笑い飛ばせる強さを
君から もらって 僕はまた笑う

夜は明けていくよ そんなこんなで

眠れなくても 夢から覚めてしまえば
そこにはまた 変わらない暮らしがある

途切れた 線の上に
新しい 物語が続いていく
終わらない絶え間ない連鎖
いつまで続くのだろう
願うことは 君がそばにいること
それだけ変わらないなら
どんな未来でも 僕は笑っているよ

あなたの 笑った顔がもっと見たくて
ついついね 自分が悪くなくても
「ごめんね」って謝ってしまうんだよ

でもそのくらいなんでもないことさ
お安いご用だよ 君が幸せなら
僕は明日も こんな感じでいこう。

2016/11/19 (Sat)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -