詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕を 今、悩ますすべてに問いかける
渦にも似て とぐろを巻く 不安の影よ
おまえは 一体 何のために私を さいなめるのだ?
自問自答の エブリデイ
ひび割れた窓の向こう
飛んで行きたいよ羽根があるなら
耳にあてがうイヤホン
行きつ戻りつ
回想の電車は走る
ブルースから
ロックンロールへ
流れていく ローテーション
この世界を支配する退屈よ 死んでくれ
何も言わせないための常識なら無い方がマシさ
雑踏のざわめきを聴きながら
世を儚む
「正しい正しさ」なんて 多分ひとつもないよ
だから僕らは 間違えるのさ
まっすぐ立つために
木枯らしに 背を向けて 走り出す
北風こぞうの真似事
それは緩やかな
しかしながら 厳かな 回転
始まりと終わり 対なすもの その凡て
ああ知らないことこそが罪であるならば
僕らは あまりにおおよそを 知らなさすぎるね
偉そうな人達に教えられたことは
人を羨むことと人を憎むことの どちらかだ
耳にあてがうイヤホン
行きつ戻りつ
回想の電車は走る
ブルースから
ロックンロールへ
流れていく ローテーション
この世界を支配する退屈よ 死んでくれ
何も言わせないための常識なら無い方がマシさ
ねえいっそ 命なんて危ういものを持ったことを 憎んで生きようか。