詩人:どるとる | [投票][編集] |
いつか『僕が僕に生まれたその理由』を見つけたい
人はくだらないと平気で笑い飛ばすけれど
僕には大事な大事なことなのさ
時々自分自身のことなのに自分が自分でわからなくなる
光と影のあいだを
その境目を
さまよいながら
柱時計の振り子のように
死のうか 死にまいかずっと考えてる
谷底 見つめてる
日々さ
心配なんか要らないよ
励ましなんか求めてないよ
慰めなど邪魔なだけ
消えてくれ
そういうの嫌いなんだよ
頭の中で全てが全て卑しいきれいごとに無理やりすり替えて
わかってほしいのは
嘘じゃないけれど
わかってほしい
そう思うたび自分の孤独さがその思いを必要としなくなる
さあとっとと始めようか
新しいくだらない1日を
早く 死に顔を お披露目したいぜ
世界にさらしたい
そんな 縁起でもないこと言いつつも
死にたくないから今 生きてるんだと言われたら 何も言えなくなるな
未だ光にも影にも落ち着けず まだ その境目をさまよい歩く
狡い 僕なのさ
人知れず流れる涙が胸の中の傷をひらいて じわりと 滲ませてゆく 現実
僕にはもう何の言葉も逃げ道も残されていやしなかった
だから 中途半端に光と影のそのあいだをうろちょろしている。