詩人:どるとる | [投票][編集] |
こらしょ こらしょ
よっこいしょ
どらしょ どらしょ
どっこいしょ
おらしょ おらしょ
おっこいしょ
僕の日々は毎日
そんなふうにさ
流れてゆくよ
雲のようなゆっくりとしたスローライフ
暮らしているつもりさ
眼もくらまんくらいの速さで僕は生きているのかな
他人にはそう見えるのかな
夕暮れにひとりうつむいてまた繰り返す
合い言葉
こらしょ こらしょ
よっこいしょ
どらしょ どらしょ
どっこいしょ
おらしょ おらしょ
おっこいしょ
まるで今じゃ口癖のように何をするのにもそんな言葉が口から出てしまう でも優しい言葉さ
年寄りだけの言葉じゃないさ 若い僕も思わず言ってしまうよ
本当はもっとゆっくりと生きていたいのに
時間は待ってくれないし
思いのほか切ないくらい早く過ぎてゆく
そして僕の 若さをやがて奪ってゆく
それでもスローライフ
胸の中に とどめておこう
大切な一幕を
今日も笑えて終えられたら 全ては丸くおさまるから
さあ 悲しい記憶なんて忘れてしまえ各々方
僕がゆるそう
なんて お粗末さま
スローライフ…
雲のように真っ白にはなれないかもしれないが僕の足取りは昨日よりかろやかにはずむ
君の笑顔が朝陽に照らされ そして 夜にかけて日が暮れていくたびに 美しく見える
守ってゆこう
お互いのために
みんなのために
日々はゆっくりと
焦らないで
成果ばかり気にしないで 目指すは遅れても最後まで走りきる人生の完走さ
それができたらみんな誰でも表彰ものさ
だってこの世界は途中でやになるくらい悲しいことが時に人を終わらない暗闇に追いやるから
スローライフ
やや危うく続くが
きっと僕にはきみがいるから きみがいるかぎり 大丈夫さ。