詩人:悲 | [投票][編集] |
雨が降り出した
水たまりでカエルが水泳してる
田んぼに落ちた雨は
振動してキレイな円を描いた
周りの木々達も騒ぎ始める
君が後ろで傘を
僕は一生懸命ペダルを踏んでる
木に囲まれた坂道
もっと飛ばせと言うけれど
僕わあいにくそんな男じゃないよ
たまに見かける車をよければ
タイヤが水たまりを弾くから
それを嬉しそうに見る君
僕わそれを見て嬉しがってた
学校から君の家は遠い
その距離は幸せで
できればこっから
ブラジルでも
星にでも
行きたいな
到着だよ
君の合図で僕はペダルを止めた
元気に手を降る君を背中に
僕わまたペダルをこいだ
君の家の隣に
ずっと前に出たはずの学校が建ってたけれど
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あんだけの綿菓子
食べれるんだろうかなんて
思ったりしてます
あの上に乗りたいななんて
思ったりしてます
あれわ水蒸気なんだって
座ったら落ちるんだって
大人が言ってきます
誰がそう決めたなんて
百万の道を辿っても答えには辿り着かない
綿菓子わ溶け出して
僕に突き刺さった
現実と同じ冷たさでした
溶けた綿菓子わ甘くありませんでした
世の中もそんな甘くありませんでした
綿菓子が溶けた後
キレイな橋が出来上がりました
その橋は
母さんがいる所に繋がってました
母さんに会いに行こうと思います
橋に繋がる道わまだないけれど
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ほら
母さんが笑ってる
父さんが大きな茶碗に
ご飯を山みたいに
よそってる
弟は相変わらず
こりもせず
僕にケンカを売ってくる
こんな生活が
続くなんて思ってないよ
だからこそ
こんな大好きな生活が
大嫌いで
あんな優しい母さんが
大嫌いで
遊んでくれる父さんが
大嫌いで
生意気な弟が
大嫌いなんだ
母さん
僕はアナタが
動かなくなる時
泣きながら叫ぶんだ
大嫌いだって
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いつのまに僕は
自分を殺して
ムリに笑ってんだ?
きづいてほしかったんだ
僕が僕じゃないことを
どんだけ強く目をつむっても
現実
を
夢
に
変えることはできなくて
今日も雨でごまかして泣いてんだ
いつのまに僕は今日を怖がってたんだ?
明日っていう逃げ道を必死こいて探してたんだ
伝えたいな僕がここにいること
伝えたいな僕のわれた心を
こんな世界はそんな世界じゃなくて
ここの君はそこの君でもなくて
ただ1つしかないんだってこと
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真っ暗で
何も見えなくて
息が吸いずらい空間
入ってても
苦しいだけで得なんてないけど
なんだか落ち着くんだ
昔母さんが
寝る前に僕を包んでくれたような
優しい温かさ
辛いコトなんて
全部忘れて
忘れて…………
わす…
気づいたら
夢の中に……
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泣きたい時は泣きな
神様は悲しみを誰かに気づいてもらうために
涙をつくったんだよ?
こらえてちゃ涙の意味がないよ
笑いたい時は笑いな
神様は喜びを誰かと一緒に感じられるように
笑顔をつくったんだよ?
こらえてちゃ笑顔の意味がないよ
君はただ
不器用なだけ
落ち込まないで
幸せだって
必ず訪れるわけじゃない
不幸な時だってあるよ
人にはね
不幸を貯める貯金箱があるの
たしか心臓のあたりに
貯金箱がある程度いっぱいになると
神様が貯金箱を持ってってくれる
次は幸せの貯金箱をくれるんだよ
信じて………
不幸の後は
その11510倍
嬉しいことがあるから
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自分て言えるようになった時点から
自分の絵本は始まってて
同時に
終わりも約束されてた
真っ暗で何にも見えない空間
考えるコトは
必ず悲しいことで
僕の場合アナタの死です
いつまでも隣に居てくれるとは
思っていません
ただ会いに行きたい時に
会えるようにしてもいいんじゃないでしょうか??
ケド終わりがこないコトも辛いこと
人生という檻に閉じ込められるのもゴメンです
真っ暗な空間
考えるコトは必ず悲しいこと
僕の場合
自分の死です
時という死神に命を削られながら
生きている僕達に
命を大事にしろ!!
なんて言われても説得力がない
なんなら時を殺してくださいな
神様
アナタは一体
何を思って僕を作ったのでしょう
そして
自ら造っておいて
自ら壊すのは何故でしょう
喜びと悲しみ
人は実際
悲しみに興味があり
喜びより悲しみを引きずります
神様アナタは
なんて罪なんだ
深夜
真っ暗な空間
考えるコトは
悲しいこと………
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ほら
またココにいる
白い着物をまとった女の子
足が見える
オバケじゃないんだ
名前も知らない
顔もよく見えない
真っ白な状態で
恋をした
近づけば
太陽みたいな笑顔
話かければ
透き通る風のような声
ふれてみると
触れない
………え?!
触れない?!
ま……まさか…
オ……オバケ!!
彼女がニヤリと
僕に笑いかけた……
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自分に嘘ついてた
とてつもなく悲しい
本当は泣きたい
けど見られたくなくて
目に潜んだ
なにかをこぼさないように
上手に笑った
君はそれに気づいて
目を輝かせて
サヨナラを言わなかったね
大丈夫また会える
違う道をいっても
また君に会える
そのために地球は丸いから
サヨナラ
君が言わないなら
変わりに僕が
サヨナラ
こぼさないで
それは人間の一番
すてきな表情なんだ
絶対に
絶対に忘れない
楽しかった日々
君の笑顔
そして
今日初めてみた君の
泣き顔も…