雨伝いに聴いたジョニミッチェル寂しいの色とアスファルトと子供の鳴き真似のネコぼくならば 都市の片隅で 荒ぶって知らない街のプラットホームでヒトと 死と光のブルースが点滅する海原で夜が来るまで 朝の毛布に包まったまま罪は罪で 忘れ去って焚かれた線香の誘いで 夜夕闇の夢で 「誰かを愛したい」束の間の願いで煌めいた 気がしたそれは 無意味で 無味 蒙昧な視界に在ってそれでも 救われたよ なんて誰かが云った 気がした
[前頁] [gofの部屋] [次頁]