詩人:キュウー | [投票][編集] |
風が僕を吹き抜けていく
何度も僕に触れては
すり抜けていく
時に香りを残すよう
時に涙を渇かすよう
時に悲しみ残すよう
言葉は風のようだ
何千、何億という言葉が
僕をすり抜けていく
景色に交わる言葉だとも
僕につきつけられる言葉だとも
言葉は
僕の心に何か残したり
僕の涙を渇かしたり
僕に悲しみを運んだり
風のような言葉
また今日も
触れてはつき抜けていく
手から溢れ落ちるように
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今日、人を殺めました。
今までの弱く甘ったれた自分を
明日からはしっかりやっていくんだと
心にそう誓い
今までの自分を殺めました
大丈夫。
想い出は記憶にあるから
僕を殺した僕という殺人者は
未来へ歩きだします
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君が隣に居てくれれば
僕は幸せで
ずっと笑っていられるんだ
君がいないと嫌なんだ
でも
今すごく笑えてる
今すごく幸せだよ
君がいない世界でも
大丈夫だって
あの時のそんな想いを慰めるように
笑ってるよ
詩人:キュウー | [投票][編集] |
眠い目を擦る僕に
おはようのキスをする
君がいきなり抱きつくから
せっかく起き上がった僕の体は
すぐにベットと平行になる
急に泣き出した涙の意味がわからずに
君の涙の意味を考えた
でも
君にはその沈黙が苦痛だったみたい
もたれかかったコンクリートはやけに冷えていた
閉まりきらなかった扉の隙間から君を見付だせたなら
君の腕掴めたんかな
太陽が照らし出す僕の手は
握り締める君の手を失っていて
月が照らし出す僕の足は
君と歩く時より重く遅くなってないた
ただいまが響く部屋に
おかえりの声は無く
すすり泣く僕の叫びだけが
木霊するように…